『快盗ルビイ』(1988)キョンキョンの可愛さを前面に押し出したコメディ。
『マッドマックス2』(1981)副題はロード・ウォリアーって、知っていました?
『稲村ジェーン』(1990)寒かったし、長かったよね、これ!音楽は最高だが…
『希望の轍』『愛は花のように(Ole!)』『真夏の果実』『忘れじのBig Wave』。サントラは粒ぞろいの名曲で埋め尽くされている。音楽は素晴らしい。
このあとのサザン作品では好きなのは『YOU』『愛の言霊』などで『TSUNAMI』は好みではなかったので、ここ20年くらいはあまり印象はない。売れなかったけど、個人的には『YELLOW MAN』なんかの実験作は好きです。
致命的なのはストーリー構成がまるで出来ておらず、交通整理が皆無で見づらいこと。時おり良い写真になっているカットがあるものの全体を通すと無駄なシーンの羅列でしかない。
劇中でサーフィンやバンド音楽について語るシーンが多いものの、サーフィンのシーンは皆無に近く、清水美沙がボードに乗っかっているくらいで、これから加勢が波に乗るというカットはあるが、実際には波乗りシーンはない。
パドリングは波乗りとは言わない。80年代、大島や江の島がぼんやり見え、富士山を毎日海岸で見ている平塚に住んでいたので、高校生や大学生の兄ちゃんたちはみな土日は海岸に出て、波に乗ろうと海に入っていましたし、台風の時は海に入って死んだ人もいましたが、みなお構いなしでした。ぼくら小学生にはとてもカッコ良く見えましたよ。
印象的なセリフとして持ってきた"暑かったけど、短かったよね、夏"という有名なセリフが清水美沙から飛び出しますが、個人的な印象は「寒かったし、長かったよね、これ!」という感じです。
伝説の大波"稲村ジェーン"の話をちょこちょこするのに誰も波乗りをしないというのは何も起こらなかった『マジカル・ミステリー・ツアー』と同じで、もしかすると波乗りシーンを撮ろうにも天候や波の調子がイマイチで、テレジェニックな波乗りが撮れなかったのかもしれません。
しかしまあ、重ね重ね思うのは伝説の大波のことをダラダラと語り続けるくせにクライマックスであるはずのシーンでは誰一人恐いからというクソみたいな理由で波乗りをしないというのはあまりにもみっともない。さらに意味不明の取ってつけたような特撮シーンが加わります。
なんだか訳が分からないカオス状態にしてしまい、収拾がつかなくなってしまった終わり際を見ても、残念ながら桑田佳祐には映画製作の才能は全く無いことは明白で、以降二度と手を出すことがなかったのは賢明といえます。
単純に当時の桑田が忙しく、思うように撮影用のスケジュールが取れなかったのか、今となっては何とも言えませんし、主演の加勢大周の薬物が原因の逮捕もあり、そもそも出来が残念なので、ソフト化を躊躇したのか、お蔵入りしてしまった理由はどれなのかはっきりとしませんし、すべての要因が重なっての封印だったのかもしれない。
『ヒッピー・ヒッピー・シェイク』『ラヴ・ポーションno9』『ふられた気持ち』などの名曲も入っていて、総じて音楽を選ぶセンスは良いのですが、映像を組み立てる才能は桑田佳祐にはなかったようで、そのあとは映画製作をしていません。
総合評価 46点
『一度死んでみた』(2020)新作一発目は可愛い娘を見るのが一番!
『サウンド・オブ・ミュージック』(1965)製作から55周年、僕が見たのは35年ぶり!
仕事終わりに整体にも通い、目肩腰に
有名な楽曲は小学校でも習う『ドレミの歌』や『エーデルワイス』なのでしょうが、個人的には一番印象的なのは別の楽曲です。