宮崎駿関連作品
記念すべきスタジオ・ジブリ、栄光の第一作目となったのが1986年公開の『天空の城 ラピュタ』である。前作『風の谷のナウシカ』(1984)で絶大なる高評価を得た宮崎駿監督がファンタジー活劇に真正面から向き合い取り組んだ作品としても興味深い。 …
<続きです。> ディティールの細かさが重厚なテーマをさらに尋常ではないものに際立たせている、この作品『風の谷のナウシカ』のなかで、じつはとても漫画チックな先祖返りのような演出を見ることの出来るシーンがある。それはユパがトルメキアとの空中の白…
宮崎駿第二回監督作品であり、その後の作品群に与えた影響と衝撃は計り知れないほど大きなものがあります。シリアス路線の先駆けであり、革命といっても良いほど素晴らしい出来栄えを誇り、そのクオリティの高さはいまでも他の追随を許さない。 「腐海」とい…
宮崎駿監督の監督デビュー作品となった記念すべき作品がこの『カリオストロの城』でした。ではこの映画は大ヒットをしたのかというと「否。」と答えざるを得ない。では出来が悪いかと言えば、それにも「否。」と答える。つまり素晴らしい映画が必ずしも大ヒ…
さて、宮崎駿監督作品(長編)は全部で何本あるのでしょう。答えは『カリオストロの城』『風の谷のナウシカ』『天空の城 ラピュタ』『魔女の宅急便』『となりのトトロ』『紅の豚』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』そして『ハウルの動く城』の全九本です。…
ジブリ・ファンとしては『ハウルの動く城』以来の、待望の新作長編映画であるこの作品が、宮崎駿監督でも、高畑勲監督でもなく、宮崎監督の息子、宮崎吾朗に任されたという事実にまずは驚かされました。彼って、今まで何やっていたんだろう。昔からいた人じ…
1988年公開作品で、宮崎駿監督の代表作のひとつであり、全作品をDVDで所有している僕としては懐かしさ以上のものがあります。うちの甥と姪もこれが大好き(ともに3歳)で何度も見ているにもかかわらず、わが家に来てまで「見せろ!」と騒ぎ出す始末…