良い映画を褒める会since2005

他ブログで映画記事や音楽記事も書いておりました。評価基準は演出20点演技20点脚本20点音楽10点環境10点印象20点の合計100点です。

映画(マ行)

『マッドマックス2』(1981)副題はロード・ウォリアーって、知っていました?

武漢ウイルスからの回復期(仮)となる現在、映画館の営業も恐る恐るという感じではあるものの徐々に新作が公開されだしています。そんな中、映画マニアの評価が高い旧作を合間合間に掛けている劇場も多い。 そんな訳で今週は学生時代というよりも、小学生の…

『マスカレード・ホテル』(2019)キムタク&長澤まさみ共演の群像劇ミステリー

最近、うちの近所に“いきなりステーキ”という変わった名前のステーキハウスがオープンしました。関東とかでは立ち食い店として知られているチェーン店のようですが、僕らが住む田舎町では普通に座席(めちゃくちゃせまい!)があるスタイルです。 駅近の場末…

『魔女の宅急便』(1989)スタジオジブリの新作が待ち遠しかった頃。

平成最後の紅白で良いところをかっさらっていったのはサザン・オールスターズ、サブちゃん、米津玄帥、そしてユーミンでした。ここ数年、あまり見ることのなかった紅白ですが、久しぶりに楽しくテレビの前で見ていました。 最大の見どころはテレビではじめて…

『魔界転生』(1981)友だちが“エロイムエッサイム”と唱えていたww

小学校の高学年のころ、公開された作品で、当時はジュリーのカラーコンタクトの不気味さに驚いていましたが、一番怖かったのはこの映画には実際にはいないはずの人、つまり亡霊が映り込んでいるというスポーツ新聞の記事で、子供ながらにビビっていました。 …

『万引き家族』(2018)映画として真っ直ぐに向き合いたい作品。だがしょせん万引きは犯罪なのです。

何かと話題になっている是枝裕和監督の集大成ともいえる『万引き家族』がカンヌ映画祭でパルムドールを獲ったことから、公開前の先週には先行上映がありました。 用事があったので、本日観に行きましたが、さすがに話題作だけあって、観客は240人程度は入っ…

『ミッドナイト・ラン』(1988)公開は1989年だったような記憶があるのですが…。来世で会って、確認しよう!

この映画『ミッドナイト・ラン』はたしか1989年公開の『ブラック・レイン』、つまり松田優作の遺作になってしまった作品との同時上映だった記憶がありますが、今回調べてみると『ミッドナイト・ラン』は1988年公開となっていました。 大学時代に付き合ってい…

『マジック・クリスチャン』(1969)拝金主義を皮肉った作品だが、クセが強すぎるので、見る人を選ぶ風刺コメディ。

週末はラグビー・ワールドカップ日本代表の第三戦が行われたため、すべての用事を夕方までに終えなければいけませんでした。結果はご存知の通り、見事に三連勝を飾りましたが、スコアの差ほどに実力の差はなく、終始緊張を強いられる一戦でした。 今回のラグ…

『見えない目撃者』(2019)韓国映画のリメイクが4年前に中国公開、さらに日本でもリメイクして公開。

『見えない目撃者』はどんぎつねのCMが人気の若手女優、吉岡里帆の主演作品で、彼女を助けるスケボー学生に高杉真宙を当て、大倉孝二、浅香航大、田口トモロヲ、國村隼、松田美由紀らしっかりした脇役を揃えています。先週の金曜日から公開されていて、早速…

『マスカレード・ホテル』(2019)キムタク&長澤まさみ共演の群像劇ミステリー

最近、うちの近所に“いきなりステーキ”という変わった名前のステーキハウスがオープンしました。関東とかでは立ち食い店として知られているチェーン店のようですが、僕らが住む田舎町では普通に座席(めちゃくちゃせまい!)があるスタイルです。 駅近の場末…

『魔女の宅急便』(1989)スタジオジブリの新作が待ち遠しかった頃。

平成最後の紅白で良いところをかっさらっていったのはサザン・オールスターズ、サブちゃん、米津玄帥、そしてユーミンでした。ここ数年、あまり見ることのなかった紅白ですが、久しぶりに楽しくテレビの前で見ていました。 最大の見どころはテレビではじめて…

『魔界転生』(1981)友だちが“エロイムエッサイム”と唱えていたww

小学校の高学年のころ、公開された作品で、当時はジュリーのカラーコンタクトの不気味さに驚いていましたが、一番怖かったのはこの映画には実際にはいないはずの人、つまり亡霊が映り込んでいるというスポーツ新聞の記事で、子供ながらにビビっていました。 …

『万引き家族』(2018)映画として真っ直ぐに向き合いたい作品。

何かと話題になっている是枝裕和監督の集大成ともいえる『万引き家族』がカンヌ映画祭でパルムドールを獲ったことから、公開前の先週には先行上映がありました。 用事があったので、本日観に行きましたが、さすがに話題作だけあって、観客は240人程度は入っ…

『ミックス。』(2017)知らない間にガッキーもアラサーに!

ポッキーの可愛らしいCMで新垣結衣をはじめて見てから10年以上が経っています。オレンジレンジの楽曲とともに長い手足をしなやかにしならせてのポッキーダンスは歴代CMキャラクターの中でも一番魅力的でした。 今回の『ミックス。』は新垣結衣主演で共演に瑛…

『マネーモンスター』(2016)ジョディ・フォスター監督作だが…。

うちの近所にちょっと美味しい中華料理屋さんがあり、月1程度はランチかディナーに出掛けています。今回はちょこちょこ色々なメニューを食べたくなったので、昼限定のハーフサイズ・メニューを数品と白湯スープがあっさりしていて美味しい湯麺を頼みました。…

『マッキラー』(1972)まさかブルーレイ化されるとは。あれをディズニーは許可したのか?

オープニングでは古くから土地で歌われているのであろう素朴な歌が力強く響きます。明らかにど田舎と思われる山並みと似つかわしくない巨大な高速道路のギャップ。 それにつながるのが暇を持て余している少年で、彼がパチンコの射撃でトカゲの頭をつぶして鮮…

『メカゴジラの逆襲』(1975)新スターの大人気を最大限に利用せよ!

前年の1974年に悪役スターとして新登場させたメカゴジラのカッコ良さが大好評だったためか、翌年の新作では続編となる『メカゴジラの逆襲』が公開されました。この作品の監督を務めた本多猪四郎にとっては遺作となってしまった訳ですが、これで良かったのだ…

『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(2016)大恐慌は突然やってくるように見えるが…。

ブラッド・ピット主演で話題となった映画『マネー・ボール』をきっかけに名前を知るようになったマイケル・ルイス原作の『世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち』『ブーメラン 欧州から恐慌が返ってくる』や『フラッシュ・ボーイズ 10億分の1秒の男た…

『真夜中の処刑ゲーム』(1982)見た記憶はあったが、タイトルが思い出せなかった映画。

本日は有休を取ったので、のんびりと映画でも観に行こうかと地元映画館のスケジュールをチェックしていましたが、ちょっと興味があったのは『マイ・インターン』『ミケランジェロ・プロジェクト』のみでした。 明日から九条シネヌーヴォで集中上映がスタート…

『メイズ・ランナー』(2014)もうすぐ第二弾も公開。そろそろ復習をしておこうww

今月末から公開される話題作のひとつに大ヒットしたSF映画『メイズ・ランナー』の続編の『メイズ・ランナー2』があります。第一作目がヒットしたからこそ第二弾があるわけですが、どうやらこの作品はもともと三部作構成のようですので自動的に第三弾まで付…

『水の声を聞く』(2014)カネ!カネ!カネ!時々性欲爆発!新興宗教の裏側を語る。

先月後半は会社の決算月に当たっていたため、深夜までどころか、朝まで書類とにらめっこをしていた日もありました。 何とか月末の徹夜明けで山場を越えたので、帰りに足つぼマッサージで悶絶させられたあと、知人が経営するお店でのんびりと食事を楽しんでい…

『マッドマックス 怒りのデスロード』(2015)30年ぶりに映画館で蘇るマックス(脇役)!?

『マッドマックス/サンダードーム』が公開されたのは1985年で、ぼくはその頃高校生でした。バース・掛布・岡田がホームランを連発し、生まれてからはじめて阪神タイガースが優勝したのがこの年であり、アントニオ猪木が前年のハルク・ホーガンとの不可解な決…

『未来惑星ザルドス』(1974)ショーン・コネリーが赤フン締めて絶倫ぶりを発揮するSF映画?

全世界で大ヒットした007シリーズの影響もあり、渋くてダンディーなイメージがあった俳優ショーン・コネリーが自らの役者としての方向性を模索するなかで、結果としてトンデモ映画に出演するほど迷走していた時期もあったのかなあという印象のSF映画が『未来…

『もらとりあむタマ子』(2013)だらだらした前田敦子の演技と山下監督の演出が素晴らしい!

大島優子と常に比較されながらも、大所帯のAKB48で常に絶対的エースだった前田敦子はグループ脱退後、歌手と女優業を行っています。『苦役列車』で前田を起用した山下敦弘監督は再び彼女を主演に抜擢して仕上げたのが『もらとりあむタマ子』です。 こういっ…

『猛獣大脱走』(1983)昔はよくテレビで放送されていましたが、今なら無理かなあ。

中学生時代、普通は平日のお昼頃や深夜の時間帯には多くの真面目な人たちは働いていたり、勉強していたり、明日また頑張る鋭気を養うためにイレブンPMなどには目もくれずに布団に入っていました。 しかし、皆がそうしているはずもなく、学校を早退したり、ズ…

『桃太郎 海の神兵』(1944)手塚治虫が影響を受けた幻の名作が大船に眠っていたなんて。

あらゆる物資が底をつきかけ、言論の自由などもなく、物質的にも精神的にもまったく何も無かった太平洋戦争末期の1944年の暮れに完成したのが『桃太郎 海の神兵』です。 このアニメ映画は1945年には公開され、手塚治虫らの戦後世代のクリエイターたちに大き…

『マージン・コール』(2011)豪華キャストで製作された、リーマン前夜の悪あがきを描いた野心作。

リーマン・ブラザースを臭わせる証券会社で行われる破綻前夜の悪あがきを描いたのがこの『マージン・コール』です。主演にはケヴィン・スペイシー(少しだけ良心が残っている慎重派のベテラン部長役)、ポール・ベタニー(やり手の主任で浪費し続ける中間管…

『ミズーリ・ブレイク』(1976)アーサー・ペン監督、マーロン・ブランド主演でも無名な映画って。

アーサー・ペン監督で、マーロン・ブランド主演作となれば、名前だけで判断しても一定以上の水準の出来映えは保証されたようなものだが、この映画はあまり知られていない。 マーロン・ブランドという人は『ゴッドファーザー』『波止場』『地獄の黙示録』とい…

『まごころを君に』(1968)知性を得たのにふたたびすべてを失う残酷な結末。もう戻れない。

学生の頃に『まごころを君に』というタイトルの映画をテレビで見たことがありました。もちろんビデオも普及していなかった当時の僕らが見たのはテレビ放送の日本語吹き替え版です。どんな作品なのかも分からずに見続けていくとあまりにもシリアスな内容に大…

『マイ・ボディガード』(1980)地味だけど記憶に残っている青春映画の佳作!

1980年製作の『マイ・ボディガード』をはじめて見たのは中学か高校の頃でした。当日の新聞や予告で確認していたものの、あまり期待していなかった作品でしたので、ビデオ録画もせずにダラダラと放送を見ていました。 扱いも当時大人気だったマット・ディロン…

『マッド・ボンバー』(1972)これを普通にテレビで見られた時代はもう戻らない。

1970年代後半、まだ小学生の頃にテレビ(たぶん12チャン)で見て、強烈な印象が残っている作品のひとつに『マッド・ボンバー』というかなりイカれた映画があります。 主人公には一人娘を暴行魔ネビル・ブランドに強姦された挙げ句に殺害された父親役としてチャ…