『アンダー・ザ・チェリー・ムーン』(1986)日本で観た人って、何人いるんだろう?
金曜夜にGoogleで大阪ミナミの心斎橋辺りにあるアナログ盤 専門店を検索したところ、土地勘がある場所の近くで営業されてい るお店を見つけたので、本日、お昼に早速奈良の田舎からそちらに向かって歩い ていきました。
武漢ウイルスが欧州でも猛威を振るい出し、先月くらいまではアジア人を差別したり、日本のダイアモンド・プリンセス号への対応をあざ笑っていましたが、足元で大爆発して右往左往している様子を見ると、彼らはしょせんアジアの片隅で起こったことで、"白いご主人様"の自分たちの知ったことではないとタカを括っていたのでしょう。
イタリアが今、かなり苦しんでいますが、なぜあんなに感染しているのかと知り合いのイタリア料理店のオーナーと話をしていると、じつは最近のイタリアには中国からの資金がかなり注入され、街中に中国人が店を開けたり、商売をしていて、春節の休みの時に多くの中国人の出入りがあったのが理由なのかもしれないということをイタリアのバイヤーから聞いたと教えてくれました。
こんな感じではたとえ日本での感染が終息しても、欧州や南半球の国々で終息するのはさらに四五か月以上はかかるでしょうから、二年後くらいに延期するのが適当かも知れません。まあ、その頃には安倍政権後の後始末政権に交代しているはずです。
株価も下がりまくっていますが、分散投資をしていれば、株式が下がった分、債券価格は上昇しているので、プラスマイナスすれば、それほど爆下がりまでは行かないはずです。ただしGPIFのポートフォリオは国内株式25%、全世界株式25%、先進国債券15%、国内債券35%だったはずなので、盛大に損失が出ているでしょう。
個人的には以前のポートフォリオでの株式が占めていた30%くらいのほうが安定的な運用が可能なのになあと思っていましたし、自分自身のポートフォリオではそうしています。国内株式の割合も世界市場に合わせて10%をキープしていましたが、先月中にプラスが出ていた段階で自社株以外はすべて売却を済ませていました。
年金機構に関してはただここで売ってしまうと損が確定しますので、ここは数年は売らずに踏ん張っていくべきです。逆に比率を守るためにも下がっている部分に追加投資する強い意思が必要で、国民の資産を未来に残すには理屈が分かっていないバカで良いカッコしいな野党や与党代議士を跳ね除けねばなりません。
どこが底値なのかは分かりかねますが、自分が納得のいく利回りであれば、指標を眺めながら、順次ちょっとずつドルコスト法のセオリー通り、株式インデックスや外国株式を買い増していきたい。せっかくのバーゲンセールですので、焦って売ったりするのは愚の骨頂です。
まあ、そんなこんなを考えながら、難波の街を歩いていくとあることに気付きました。ぼくがよくその辺りをウロウロしていたのは 約20年前だったのをすっかり忘れていました。周りはブランド物 を扱うというか、ヴィトンやPRADAがビルを一棟丸ごと借り切 っていたりして、かなり趣きが変わっていました。
まあ、 それでも道自体は変わらないし、武漢ウイルスの影響で観光客はほとんどいないのでスイスイスーで歩けます。記憶を頼りに近くまで進んで行 き、ここぞのタイミングで僕らの味方、Google Mapを起動して、店舗に辿り着きました。
便利になったもので、 周りにさえ注意しながら向かえば、携帯の位置情報から最短ルート を教えてくれます。これは昭和世代にとっては凄いことで、昔なら ば、近所についたら、運送会社の配達の人や酒屋さんに聞きながら 、目的地に向かっていたのが省略され、 誰にも迷惑をかけずに行きたい場所に辿り着けるのです。
プリンスの『パープルレイン』『アラウンド・ザ・ ワールド・イン・ア・デイ』『パレード』『ダーティ・ワーク』『 戦慄の貴公子』などプリンス関連はマストです。
そのほかにはフェイセズのライヴ盤『コースト・トゥ・ コースト』、デヴィッド・ボウイの『トゥナイト』、ローリング・ ストーンズの『アフターマス』、ビリー・ジョエルの『 ストレンジャー』、スティーヴィー・ワンダー『迷信』、サラ・ ヴォーンの『バートランドの子守唄』が入っているアルバムなどでした。
幸いプリンス『 パープルレイン』とローリング・ストーンズ『アフターマス』 は在庫があったのでそのまま買ってきました。サラ・ ヴォーンのアルバムで『バートランドの子守唄』が入っているもの が一枚ありましたが、さすがに14800円表記されていたのを買 うほどの思い切りはありませんでした。
ちょうど買いに行ったときはジョーン・バエズのライヴ盤を掛けていましたが、彼女の声に惹かれ、衝動買いしそうになりましたが、なんとか踏みとどまりました。昔聴いていた音楽は格別でCDとはかなり違う音のバランスやボーカルが前に出てくる強さに接すると「そうそう!こういうのが好きだったんだよ!」とウキウキしてきました。
先月か ら今月にかけてはポリスやプリンス、荒井由実などを再びレコード で聴いていて、もう処分してしまっていたレコードを再度買い直し ています。プリンス『フォー・ユー』『愛のペガサス』『 ダーティ・ワーク』『戦慄の貴公子』はまた聴きたい。
レコー ドとしては家に無くなっていた『パープルレイン』『ダーティ・ ワーク』『1999』『ブラック・アルバム』をヤフオクや中古レ コード屋さんを使って、集めていき、毎晩家でファンク大会が繰り 広げられています。
日本で1980年代の高校生だったぼくは プリンスが好きでしたが、周りは音楽性などは全く理解せずに見た 目の気持ち悪さだけで判断していました。
プリンス原作の曲である『アンダー・ザ・チェリー・ムーン』は傑作アルバム『パレード』に収録されていたナンバーでビートが強烈に利いたアルバムの中では異質のスローナンバーでしたが、好きな雰囲気でした。
モノクロ映像で製作されたこの作品は難解で訳が分からないと批判 を浴び、まともに評価はされませんでした。ただし、 物語というのはガイドラインに過ぎず、 音楽との映像美を楽しむ作品だと分かれば、ハードルは下がってくるでしょう。
まあ、マニア向けですし、一般のファンに響くことはまず考えにくいのですが、めちゃくちゃヒマなら12チャン映画感覚で深夜に見ましょう!
評価 45点