良い映画を褒める会since2005

他ブログで映画記事や音楽記事も書いておりました。評価基準は演出20点演技20点脚本20点音楽10点環境10点印象20点の合計100点です。

2006-02-06から1日間の記事一覧

『ゴダールの映画史』(1998) 全8章を覆いつくす「性」と「死」のイメージ。

難解極まりない、1998年製作のゴダール監督による『ゴダールの映画史』の各々の章について見たことへの感想です。 『1A』 まず全ての歴史が語られます。まずはアメリカ・ハリウッドの権勢と扇情主義(「映画は女と銃である」byグリフィス)そして世…

『ゴダールの映画史』(1998)コラージュ・モンタージュ・・・映像が誘うイメージの氾濫と創造

ジャン=リュック・ゴダール監督が、フランスのカナル・プラス、つまりTV用に製作した一大モニュメントである、『映画史』は全8章からなり、通しの上映時間も4時間半にも及ぶ超大作でもあります。TV局はこれを実際に1998年の夏の間に、毎週一章ご…