良い映画を褒める会since2005

他ブログで映画記事や音楽記事も書いておりました。評価基準は演出20点演技20点脚本20点音楽10点環境10点印象20点の合計100点です。

映画(サ行)

『サウンド・オブ・ミュージック』(1965)製作から55周年、僕が見たのは35年ぶり!

先週、奈良県のスターバックスコーヒーが1ヶ月ぶりに店内での飲食がOKになったことを受け、久しぶりに人で混むかもと予測し、お昼前にお店に出かけ、カフェラテをグランデで味わって来ました。 店内は半分以上の席が撤去され、バリケードみたいに積み上げら…

『最後のブルース・リー/ドラゴンへの道』(1972)お~ま~え~は たんろんかあ~?

武漢ウイルスの全国的蔓延のため、土日も遊びに行けないどころか、全国的に活動自体を自粛していく局面に入っています。都会に遊びに行けないなら、その代わりに近所の商業施設やスーパーにレジャーとして行っても良いわけではありません。 密集、密閉、密接…

『最後のブルース・リー/ドラゴンへの道』(1972)お~ま~え~は たんろんかあ~?

武漢ウイルスの全国的蔓延のため、土日も遊びに行けないどころか、全国的に活動自体を自粛していく局面に入っています。都会に遊びに行けないなら、その代わりに近所の商業施設やスーパーにレジャーとして行っても良いわけではありません。 密集、密閉、密接…

『シンドバッド 虎の目大冒険』(1977)一番冒険していない最終作。

この作品『シンドバッド 虎の目大冒険』は小学生の低学年のときに公開されたものであり、電柱や掲示板にポスターが貼られていたのを覚えています。そのポスターの中央にはアラビア風の怪人らしい人物が身構えていて、何故か脚の部分が鳥の水掻きになっている…

『検察側の罪人』(2018)検察側よりも製作側の罪人が大問題!

木村拓哉と二宮和也というジャニーズの先輩後輩初共演が話題になっているこの作品ですが、ファン以外がジャニーズ色が濃いモノを観れば、どのように映るのか。 それが今回、劇場まで観に来た理由です。単純に作品として成立しているのか。それともあれはダメ…

『ジュラシック・ワールド 炎の王国』(2018)場面構成がまずいなあ…

シリーズ物あるいは続編、スピンオフ映画を何だかんだ言いながらも毎年何本か観に行っています。ジュラシックパーク物、スターウォーズ物、ハリー・ポッター物、Xmen物等などハリウッド映画業界が仕組んでくる企み(マーケティングとも言う)に毎回ハメられ…

『スカパー!&WOWOWはまだ必要か?』見なくなってもう7年…。

既存のテレビ番組構成に飽きてしまい、1990年のイタリア・ワールドカップに合わせてBSにすぐに飛びつき、初日にマラドーナ率いるアルゼンチンが開幕戦でまさかの完敗を喫してからもう28年が経ちました。 同じくらいに民間衛星放送となるWOWOWの契約を済ませ…

『幕末青春グラフィティ Ronin 坂本竜馬』(1986)高校時代に先輩に無理やり観に行かされた映画。

主演を務めた武田鉄矢には昭和の頃は金八先生の教育者というイメージよりも、コミカルで西田敏行と仲良しで、やたらと坂本龍馬好きというイメージのほうが強かった記憶があります。 この『青春グラフィティ Ronin 坂本竜馬』はそんな彼が憧れの偉人である坂…

『スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け』(2019)スカイウォーカー家の物語はパルパティーンの孫娘の物語で終わる?

とうとう全9エピソードの最後を迎える日が来てしまいました(はじめて観に行ったのは公開二日目)。もともとは単発だったに違いないスターウォーズの物語は1977年公開の『スターウォーズ』の予想外の世界的な大ヒットにより、『スターウォーズ2 帝国の逆襲』…

『真実』(2019)是枝監督が『万引き家族』後に撮ったのはカトリーヌ・ドヌーヴ主演のフランス映画だった。

映画を見終ると、通常はエンドロールが流れる最中に「いま見たのはどんな映画だったのだろう?」という自問自答の時間があります。じつはこの時間が一番楽しいひと時でもあります。 観終った後になぜか急にオフコースが聴きたくなり、ベスト盤のLPレコードを…

『ジョーカー』(2019)今回のジョーカーはバットマンの永遠のライバルの彼とは別人なのかも。

バットマン・シリーズの人気悪役ジョーカーがどういうバック・グラウンドを背負って誕生したのかを描いた作品で、スター・ウォーズ作品群と同じく、未来や過去に際限無く拡がって行きそうです。 ただ映画を見て感じたのはバットマンの枠組みを遵守してはいる…

『戦艦ポチョムキン』(1925)いつのまにかBlu-ray発売!? しかしなんだか、ビデオ時代と伴奏が違う。三パターンあるようです。

数日前に何気なくAmazonで映画ソフトの検索をしていると、セルゲイ・エイゼンシュテイン監督の名作『戦艦ポチョムキン』(https://yojimbonoyoieiga.at.webry.info/200605/article_20.html)のBlu-rayが発売されているのが目に入りました。「あれ?Blu-ray化…

『シンドバッド 虎の目大冒険』(1977)一番冒険していない最終作。

この作品『シンドバッド 虎の目大冒険』は小学生の低学年のときに公開されたものであり、電柱や掲示板にポスターが貼られていたのを覚えています。そのポスターの中央にはアラビア風の怪人らしい人物が身構えていて、何故か脚の部分が鳥の水掻きになっている…

『ジュラシック・ワールド 炎の王国』(2018)場面構成がまずいなあ…

シリーズ物あるいは続編、スピンオフ映画を何だかんだ言いながらも毎年何本か観に行っています。ジュラシックパーク物、スターウォーズ物、ハリー・ポッター物、Xmen物等などハリウッド映画業界が仕組んでくる企み(マーケティングとも言う)に毎回ハメられ…

『スターウォーズ/最後のジェダイ』(2017)レイア姫の思い出に…

2016年12月27日は初期シリーズで大活躍したレイア姫を演じたキャリー・フィッシャーの命日でもあり、今回のエピソードⅧではエンディングのテロップに「我々の素晴らしい姫君であるキャリー・フィッシャーとの思い出の中に」と流れてきたときにはグッときまし…

『散歩する侵略者』(2017)観念SF。解りづらさがネックか?

タイトルと内容から思い浮かべるのは『散歩する惑星』『姿なき挑戦者』『ダークゾーン』『狙われた街』『アンドロイド0指令』などのウルトラセブンがらみのものばかりで、なんだかウルトラセブン・スムージーみたいです。 内容的にはそれらにドン・シーゲル…

『三度目の殺人』(2017)三人目の犠牲者は自分か?

休みの日に久しぶりに『三度目の殺人』と『散歩する侵略者』の二本立てで観てきました。二本続けて見るとさすがにキツいので、イタリアンでしっかりお昼を食べてからの鑑賞です。 『ダンケルク』を観に行っても良かったのですが、邦画二本を選択しています。…

『関ヶ原』(2017)TBSドラマ版の出来が良かったので今回は?

夏の邦画のなかでは大作の部類に入るのが『関ヶ原』でしょう。司馬遼太郎原作小説を映画化したのでしょうが、そもそもこの作品は映画化に適しているのだろうか。 東軍西軍合わせると登場人物が異常に多く、詳しくない人が一回で覚えるのはまず無理ですし、予…

『スプリット』(2017)タイトルは分裂!ボウリングならピンチです!

今週はじめに社内研修が本社で実施されることになり、当日は普段通りに朝5時過ぎには起床し、もうスーツの支度をしていました。 まずは京都まで在来線で向かい、一年ぶりに新幹線に乗りました。昨年は惜しくも雨で見られなかった富士山を肉眼で久しぶりに見…

『知られざる大陸』(1957)知られざる特撮映画。実は拾い物!

特撮映画は好きなので、かなり見てきましたが、当たり前ですが、知らないものも多数あります。先日、Googleの画像検索で特撮画像をいろいろ見ていたところ、「おや!?これは見たことないなあ…」と気になるモノクロ画像がありました。 興味が出てきたので探っ…

『SING』(2017)お話の内容よりもサントラが素晴らしい。!?

『SING』はユニバーサル製作(ピクサーだと思っていましたので、オープニングに地球一回転のユニバーサルの曲がかかったのでビックリ)の音楽満載のアニメで個人的な感想としては話題だったミュージカル『ラ・ラ・ランド』よりも楽しめました。 まあ、ミュージ…

『サバイバルファミリー』(2017)電気が止まれば、この世は終わり?

本来なら、公開が始まった先週土日に観に来る予定だったのが『サバイバルファミリー』でした。ただ翌日の月曜日に社内研修があったので土日にするか、研修が終わってからにするかでちょっと迷っていました。 それを仲が良い後輩社員(この娘も映画好きで毎月…

『スラム砦の伝説』(1984)15年にも及んだ雌伏の時を経て、ようやく撮影できた新作。

『スラム砦の伝説』はビデオでは所有していましたが、映画館で観るのははじめてです。ビデオで見ていた限りではあまり良さが理解できなかった作品でもあります。 三枚綴りの前売り券を使い、本日の一本目に選びました。整理券番号が三番だったので最後列の真…

『ソフィーの選択』(1982)やっと出た。やっと出た。待ちに待ってた。やっと出た!

今月のTSUTAYAさんの発掘コーナーにはついに『ソフィーの選択』が登場します。強い要望があったものの、日本でDVD化されたのはようやくのことなので楽しみにされている方も多いでしょう。発売は今年の夏くらいだったようですが、レンタルに並ぶのはビデオ時…

『戦略大作戦』(1970)戦争映画としても、コメディとしても楽しめる。オッドボールが最高!

まずはこの映画に出ている俳優たちが曲者揃いです。クリント・イーストウッド、テリー・サヴァラス、ドナルド・サザーランド、ドン・リックルズ、キャロル・オコナー、カール・オットー・アルベルティらが画面いっぱいに躍動しています。 『線路は続くよどこ…

『地獄』(1960)どろどろした猟奇的な欲望より恐ろしいのは支離滅裂な虚無だろうか。

夏休みということもあり、最近は特撮映画ばかりを書いていましたが、夏と言えば昔は納涼肝試しなどの名目で子供会主催の映画上映会があり、かなり古そうな怪談物映画を野外で校舎の壁などにスクリーンを掛けて映写したりしていました。 電気コードを巻いた蚊…

『シン・ゴジラ』(2016)二回目を観に行ってきました。レベルがかなり高いのを再確認。

公開二日目の土曜日以来ですが、今回で二度目の鑑賞となります。久しぶりに劇場で観る東宝製作の本家ゴジラであり、エヴァのクリエイターとして常に注目されている庵野秀明がどういう解釈をしてゴジラに臨むのかにファンの意識は集中するでしょう。 またオリ…

『シン・ゴジラ』(2016)庵野&樋口コンビによって復活した真(新・神・SIN)ゴジラ。

夏休みということもあり、朝の第一回目の上映時間が8時50分からでした。ちょっと早目にシネコンが入っているショッピング・モールに着いたのですが、まだ施設内に入れない状態でした。開場は8時半からと警備員に言われましたが、このクソ暑い状況なので、屋…

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)今年最大のお祭り開始!

12月も残すところ、あと10日余りとなり、忙しさが増していくなかではありますが、本日は無理やりに有給を取り、こそこそと近くのシネコンに到着し、ソファーに腰を掛けていると、目の前でライト・セイバーのように傘を振ってくるヤツがいました。 おかしな奴…

『空飛ぶ戦闘艦』(1961)男くささが控え目なブロンソンが渋く輝くSF映画。

『空飛ぶ戦闘艦』という作品を知っている方はどれくらいいるのかは分かりかねますし、公開はされたようなのですが、テレビ放送がされていたかは不明です。 もしやっていたとすれば、民放の深夜枠か昼時の14時くらいの12チャンでしょうか。DVDが販売されてい…