良い映画を褒める会since2005

他ブログで映画記事や音楽記事も書いておりました。評価基準は演出20点演技20点脚本20点音楽10点環境10点印象20点の合計100点です。

映画(ハ行)

『ワンダーウォール(不思議の壁)』(1968)ジョージ・ハリソンがサントラを手掛けた風変わりなコメディ作品。

中学や高校に通っていたころ、ビートルズに夢中になっていた僕はまずはビートルズのアルバム群を買うために小遣いやお年玉、部費と称して親からくすねたお金を総動員していました。 それが一段落ついてきたきたのは高二くらいの時で、その頃になって、解散後…

『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)じつは最後の勇姿だったライブエイド!

昨日の金曜日から公開が始まった『ボヘミアン・ラプソディ』を観に来ています。ご存知の通り、今から二十年以上も前の1991年に病死したボーカリストのフレディ・マーキュリーとギタリストのブライアン・メイが中心になって1970年代から活動していたイギリス…

『響-HIBIKI-』(2018)欅坂46センター、平手降臨。初期はよく笑う娘でした。

本日より公開が始まった『響-HIBIKI-』を観に来ています。平日なのでさすがに夕方から来られるのは早く仕事がはけたサラリーマン、熱狂的な欅坂46のてち(平手)推しのファン、原作マニアくらいでしょうか。残念ながら、客席は10人も埋まらない状況でした。 …

『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE~2人の英雄(ヒーロー)』(2018)タイトル長すぎ!

異動後に仲が良くなった部下の女の子(25)と話をしていたら、昔好きだったアイドルとかはいましたかという話題になりました。ぼくはキョンキョン(キョトンとしていたので、あまちゃんに出ていた小泉今日子のことだよ!って彼女には伝えました。)のファン…

『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)SWマニア用。以上…

今週は我らが代表がベルギー相手に雄々しく散りました。戦前は三連敗予想が大半を占めていましたが、予想外の大健闘でコロムビアを撃破し、セネガルと好ゲームを展開し、弱者の戦略を使ってポーランド相手に計画的に負けると批判を浴び、そして真正面からベ…

『復活の日 VIRUS』(1980)大昔の映画だが、不気味に響く今。人生は素晴らしい…

今回の武漢ウイルス蔓延で思い出したのが大昔に見た、深作欣二監督が1980年に公開した『復活の日 VIRUS』でした。話の筋と現実世界で起きていることが奇妙なほど一致していて不気味です。 大国同士の生物兵器研究と諜報活動を通じた技術の奪い合い、責任のな…

『復活の日 VIRUS』(1980)大昔の映画だが、不気味に響く今。人生は素晴らしい…

今回の武漢ウイルス蔓延で思い出したのが大昔に見た、深作欣二監督が1980年に公開した『復活の日 VIRUS』でした。話の筋と現実世界で起きていることが奇妙なほど一致していて不気味です。 共産中国による野望、一帯一路の大戦略にただ乗りして、利益を得よう…

『ペンタゴン・ペーパーズ』(2018)今も昔も世界は変わらない?

『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』はスティーブン・スピルバーグ監督によるニクソン政権下(実際に隠蔽してきたのはJFK、ジョンソンら前の政権からなのでニクソンだけではない)における公文書漏洩事件を巡る歴代政府の隠蔽体質と新聞社などメディア…

『ファウンダー』(2017)マクドナルド兄弟vs強欲セールスマン!創業者はどっち?

外食でハンバーガーを食べた最初の場所がマクドナルドという日本人は多いのではないか。特に昭和世代にとって、小さい頃に連れて行ってもらったマクドナルドで食べたハンバーガーやマックシェイク、マックフライポテトの美味しさは格別だったはずです。 まだ…

『ホテル・ムンバイ』(2019)たまたま観た作品でしたが、色々と考えさせてくれる良作品でした。

決算に伴う残業が増えてきているため、平日にお休みを取ることになり、それならばと映画館まで映画を観に行こうかなあと思い、公開初日にファン待望の『ガールズ&パンツァー最終章第二話』をスマホ予約しました。 便利な世の中になっていて、欲しい席がある…

『ハイティーン・ブギ』(1982)ジャニーズ全盛期といえば、僕ら世代ではたのきんトリオなんです!追悼、ジャニーさん。

夏も終わりに差し掛かるであろうはずの今日この頃ではありますが、依然35℃を超える暑さは続いています。奈良・京都は盆地のため、湿度も高く、大阪よりも2℃くらい気温が高い。 そんなときは辛い物が一番、というわけではなく、寒かろうが、暑かろうが、変わ…

『ホルスの大冒険』(1968)高畑勲&宮崎駿コンビの革新的な作品だが、子供には理解されずに当時は不入りだったそうです。

高畑勲、宮崎駿、大塚康生、そして今話題の人になっている奥山玲子(広瀬すずちゃん主演のNHKの朝ドラ『なっちゃん』のモデル)らのクレジットを見るだけで楽しめる作品です。 声優陣にも伝説的な人が多く、大方斐紗子、堀絢子(個人的にはプリンプリン物語…

『フォーエヴァー・モーツアルト』(1996)ゴダールらしさがしっかりと残っている90年代作品。

今年の3月に4回生の大学生たちが卒業と就職で退職し、入れ替わりで2回生や3回生がアルバイトをしに会社に来てくれています。そのうちの一人の女の子は現在19歳で音大に通っているお嬢様です。かなり綺麗な娘で、乃木坂とかにいても遜色ないほどです。 当然…

『フェスティバル・エクスプレス』(2003)ジャニスの絶唱と叫びを聴け!

『フェスティバル・エクスプレス』と言っても、なんだかピンと来ないでしょうが、これは1960年代後半に盛り上がりを見せた、ウッドストックなどの各地で行われたロック・フェスの一つを撮影し続けたドキュメンタリーの音楽映画です。 『ウッドストック』や『…

『バングラデシュのコンサート』(1972)ライブ・エイドの原点はジョージ発案のこのコンサートでした。

おかげさまで今回の記事で映画関連の累計がちょうど1000本目になりました。ブログを始めてから15年目になってようやく1000本目なのでかなりペースは遅いわけですが、自分で無理なく続けていける程度の更新でやっていく方針に変わりはないので、今後ともよろ…

『V.マドンナ大戦争』(1984)懐かしのアイドルや子役が出演。

『V・マドンナ大戦争』は中学生の頃に封切られた作品でしたが、じつは原作小説を先に読んでいて、そのあとに映画を見るという現在の個人的なルールからは外れた見方をした作品でもあります。 ちょうど夏休みで、友人が買った小説を借りてきて読んだのが最初…

『ファースト・マン』(2019)アポロ月面着陸までを描く骨太の作品。

IMAX版の大音響での140分超えの上映時間の終了後、まず思ったのはお尻の筋肉や肩の筋肉がずっと締まったり、固まったままに緊張を強いる映画だったなあという身も蓋もない印象でした。つまり体力的に疲れる作品でした。 ジェミニ計画からアポロ計画に突き進…

『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)じつは最後の勇姿だったライブエイド!

昨日の金曜日から公開が始まった『ボヘミアン・ラプソディ』を観に来ています。ご存知の通り、今から二十年以上も前の1991年に病死したボーカリストのフレディ・マーキュリーとギタリストのブライアン・メイが中心になって1970年代から活動していたイギリス…

『響-HIBIKI-』(2018)欅坂46センター、平手降臨。初期はよく笑う娘でした。

本日より公開が始まった『響-HIBIKI-』を観に来ています。平日なのでさすがに夕方から来られるのは早く仕事がはけたサラリーマン、熱狂的な欅坂46のてち(平手)推しのファン、原作マニアくらいでしょうか。残念ながら、客席は10人も埋まらない状況でした。 …

『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE~2人の英雄(ヒーロー)』(2018)タイトル長すぎ!

異動後に仲が良くなった部下の女の子(25)と話をしていたら、昔好きだったアイドルとかはいましたかという話題になりました。ぼくはキョンキョン(キョトンとしていたので、あまちゃんに出ていた小泉今日子のことだよ!って彼女には伝えました。)のファン…

『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)SWマニア用。以上

今週は我らが代表がベルギー相手に雄々しく散りました。戦前は三連敗予想が大半を占めていましたが、予想外の大健闘でコロムビアを撃破し、セネガルと好ゲームを展開し、弱者の戦略を使ってポーランド相手に計画的に負けると批判を浴び、そして真正面からベ…

『Vision』(2018)美しい吉野の自然を取り入れたオカルト?

今週末から封切られる映画の中では話題性で言えば、是枝裕和監督のカンヌ国際映画祭で賞を取った『万引き家族』なのでしょうが、僕がまず選んだのは地元奈良出身の河瀨直美監督の新作『Vision』でした。 自宅から行くと時間的にはそうは変わらない京都の劇場…

『ペンタゴン・ペーパーズ』(2018)今も昔も世界は変わらない?

『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』はスティーブン・スピルバーグ監督によるニクソン政権下(実際に隠蔽してきたのはJFK、ジョンソンら前の政権からなのでニクソンだけではない)における公文書漏洩事件を巡る歴代政府の隠蔽体質と新聞社などメディア…

『ファウンダー』(2017)マクドナルド兄弟vs強欲セールスマン!

外食でハンバーガーを食べた最初の場所がマクドナルドという日本人は多いのではないか。特に昭和世代にとって、小さい頃に連れて行ってもらったマクドナルドで食べたハンバーガーやマックシェイク、マックフライポテトの美味しさは格別だったはずです。 まだ…

『FUTURE WAR 198X年』(1982)東映製作の第三次大戦モノ!

かつて世界の覇権はアメリカとソビエト連邦(共産ロシア)が争い、アメリカを中心にする西側とソ連を核とする東側がパワーバランスを保ちながら、のらりくらりやっていました。 代理戦争や亡命騒ぎ、スパイ活動が映画の題材になり、東側の芸術家たちは政府に…

『ブレードランナー2049』(2017)遂に完成した続編!う~む…。

今週日曜日、家から一番近いシネコンに『ブレードランナー2049』を観に行きましたが、三連休最後の日曜日ということもあり、家族連れが多く、映画館の前にもたくさん人だかりが出来ていました。 さすがに家族連れがカルト作として名高いブレードランナーを目…

『ブレードランナー』(1982)評価を得るまで10数年を要した傑作SF

80年代に公開されたSF映画の中では圧倒的に多くのマニアを魅了し続けている『ブレードランナー』を今までぼくは五回ほど見ましたが、その度に違う印象がありました。 そもそも公開は1982年で最初から評価されてきたわけではありません。家庭用ビデオやレンタ…

『パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊』(2017)最後か?

ずっと映画館まで観に来ていたので、いまさら今回だけ見に行かないという訳にもいかず、宣伝爆弾大量投下中のジョニー・デップ主演の大人気作品シリーズのパイレーツ最新版のために近くの映画館まで来ています。 前のはどうだったっけかなあと思い出しながら…

『ハクソー・リッジ』(2017)史実に基づく激戦地での“ある”戦い方。

メル・ギブソンという名前をはじめて知ったのは小学生の頃にテレビで見た彼自身の出世作品である『マッドマックス』でしたので、かれこれ35年以上は前になります。 スター俳優として『リーサル・ウェポン』のシリーズでも活躍し、その後に監督業に進んでから…

『光』(2017)見つめる先に光がある。視力を失った未来に何が…

河瀨直美監督作品を映画館まで観に来たのは2007年の『殯の森』以来なので10年ぶりとなり、本当に久しぶりです。資格試験の勉強も一段落ついたこともありまして、イタリアン、中華、お寿司、鳥料理とあちこち食べに行っています。 奈良出身の監督のため、各映…