良い映画を褒める会since2005

他ブログで映画記事や音楽記事も書いておりました。評価基準は演出20点演技20点脚本20点音楽10点環境10点印象20点の合計100点です。

2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『ブラジルから来た少年』(1978)往年の大スター共演作だが、劇場未公開だった秀作。

かつてゴールデン洋画劇場の放送時間帯は金曜日でしたが、現在と同じの土曜日に移行したあとに放送されたのが『ブラジルから来た少年』です。放送されたのは1983年か1984年ごろだったと記憶していますが、定かではありません。 はじめてタイトルを知ったとき…

『正午から3時まで』(1976)ブサイク代表ブロンソンが長身の美男子に変身?

チャールズ・ブロンソンが妻で女優のジル・アイアランドと共演した西部劇に『正午から3時まで』という作品があります。2004年に日本語版DVDが発売されていましたが、残念ながら現在は廃盤扱いになっています。 日本語版は中古でもかなり高額ですが、北米盤リ…

『狂った一頁』(1926)奇跡的に見つかった日本発の前衛映画。未だ発売されず。

タイトルは『狂った一頁』と書いて、“くるったいっぺーじ”と読みます。『カリガリ博士』に代表されるドイツ表現主義やセルゲイ・エイゼンシュタインが唱えたモンタージュ手法の集大成である『戦艦ポチョムキン』が映画界を席巻していた1920年代はサイレント…

『夜叉ヶ池』(1979)一度もソフト化されないのは坂東玉三郎と加藤剛のキス・シーンが原因?

長年探し続けているもののビデオ化もされず、DVDにフォーマットが変わっても、依然として一度もソフト化されない幻の作品がこの『夜叉ヶ池』です。 Amazonで試しに“夜叉ヶ池”を検索すると、演劇ライヴを録画したDVDか、泉鏡花の原作がヒットするだけです。お…

『白い恐怖』(1973)閉鎖空間でのサル・ヒト・チンパンジーの運命はどうなるのか?

テレビ放送時のタイトルは『恐怖の酷寒地獄・雪山宇宙研究所の謎』という水曜スペシャルに出てくる川口探検隊がノリでつけたような酷いタイトルでしたが、別題『白い恐怖』を覚えていました。 Googleで『白い恐怖』を検索するとアルフレッド・ヒッチコック監…

『ゼロ・グラビティ』(2013)タイトルは無重力ですが、本当に訴えたいのは重力のありがたみ。

映画館では上映前に話題作の予告編やCM、そして映画泥棒の新ヴァージョンが流れているのが通常ですが、宣伝シーンのみしか見どころがないモノも含まれていることがある。 そんななか、予告編が流れている時点から気になっていた作品に今回観た『ゼロ・グラビ…

『危険な事情』(1972)情事ではなく事情です。この業界につきものの“引っかけ”について。

本日、以前から知人に頼んでいたビデオテープを借りて、ガチャッと再生したのは『危険な事情』です。「おやっ!?」と思われた方もいるでしょうし、そもそも何も感じない方もいるでしょう。 1980年代後半、たいそうな話題になっていた映画に『危険な情事』とい…

『マッド・ボンバー』(1972)これを普通にテレビで見られた時代はもう戻らない。

1970年代後半、まだ小学生の頃にテレビ(たぶん12チャン)で見て、強烈な印象が残っている作品のひとつに『マッド・ボンバー』というかなりイカれた映画があります。 主人公には一人娘を暴行魔ネビル・ブランドに強姦された挙げ句に殺害された父親役としてチャ…

『学生たちの道』(1959)アラン・ドロン初期作品。みずみずしい魅力に満ちた彼を見ましょう。

二年ほど前にブログ仲間のトムさんとのコメントのやり取りの中でこの作品を観る機会があったことをお話ししていて、近いうちに記事をアップするつもりだったのがいつの間にやら時が流れ流れてしまい、今年2本目の記事となりました。 現在はDVDもつい先日、無…

『RED リターンズ』(2013)期待しないで観に行ったら大当たり!楽しく見れました。

『RED 2』は『RED リターンズ』という邦題がつけられています。あまりにもシンプルなためにリターンズというバットマンみたいな邦題になってしまったのだろう。 年末年始の大忙しの時期でしたので、少ない時間を何とかやりくりして、女友だちとイタリアンで…