2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧
ドリトル先生という響きがとても懐かしく、たまたまBS2で放送があったようなので、久しぶりに見ようと思い、録画しておいたのを今日見ました。イメージではモノクロだったのですが、実はカラーだった事にまずは驚きました。 30年以上前のおぼろげな記憶…
キネマ旬報主催、第一回映画検定試験が行われ、関西在住の僕は朝十時半の電車に乗り、神戸まで出かけていきました。乗ってるだけでも結構疲れてしまいました。元町の駅に着き、会場を探すが、とんでもない山奥にあり、20分近くひたすらに歩き続けました。 …
「無限に広がる大宇宙....」というナレーションを聞いただけで、一気に30年の月日を遡らせるアニメ映画がこの作品です。ガンダム・ブームが来る一昔前に大ヒットをしていたアニメの金字塔がこのヤマト・シリーズなのです。 今になって改めて見返すと、…
レイ・ハリーハウゼン・ファンの間では、おそらく賛否両論があるのではないかと思うのが、この『世紀の謎 空飛ぶ円盤、地球を襲撃す』です。なぜならば、レイらしいストップモーション・アニメーションの腕を振るう対象が円盤のみで、宇宙人のコスチュームも…
おそらくほとんどの方が見たことも聞いたこともないような特撮怪獣映画、それがこの『大怪獣 バラン』です。何故忘れ去られてしまったのか。東宝からも見捨てられたような存在になっている哀れな怪獣がバランなのです。 1954年の『ゴジラ』を製作したスタッ…
1968年というと、アメリカにとってはヴェトナム戦争が泥沼化し、厭戦ムードが戦場だけでなく、本国でも充満していた時期であり、アメリカを扱う映画にもその頃のカッコ悪いアメリカのイメージが色濃く反映されている。 監督には『宇宙大怪獣 ギララ』を監督…
ハンフリー・ボガートほど煙草の煙とトレンチ・コートやタキシードをかっこよく着こなす男は今もいない。無表情で、ダンディーで、しかも自然体のボギーは他のハリウッド・スターとは違う光を発している。一瞬だけギラギラ光るそれではなく、鈍いが存在を主…
『隠し砦の三悪人』は黒澤明監督の手がけた作品の中でも、映画ファンには根強い人気を誇る作品ですが、黒澤フリークの間ではそれほど評価の高い作品ではありません。なぜなのでしょう。個人的には好きな作品でして、年一回は必ず見るのですが、その都度新し…
1960年に大学生の卒業作品として制作された、ロシアの巨匠、アンドレイ・タルコフスキー監督の長編デビュー作品が、この『ローラーとヴァイオリン』です。大学生の時にすでにこのレベルに到達していたというのは驚くべき天才です。 のちのタルコフスキー…
『THE CHEAT』は第一次大戦前の1915年に、後の巨匠、セシル・B・デミル監督が撮った傑作シネマ(劇映画)であるばかりではなく、日本人として初のハリウッド・スターとなった早川雪洲の代表作といってよい作品でもあいます。 ミステリアスな雰…
ジョン・ヒューストン監督はまだ名声を得ていなかった駆け出しの時期に、素晴らしい俳優達に囲まれて、この作品の映画製作に携わる事になりました。『マルタの鷹』は主演にハンフリー・ボガートを迎え、脇にもシドニー・グリーンストリート、ピーター・ロー…
2004年に公開された、綿矢りさによる原作小説が映画化されたものであり、監督は片岡K(っていったい誰なんだ?)、主演に人気アイドル、上戸彩を迎えたのが、この作品でした。 内容的には登校拒否の引きこもり女子高生が、暇をもてあまし、近所の小学生…
ガメラ・シリーズのライバル怪獣の中で、もっとも人気のあるギャオスがはじめてその勇姿をスクリーンに現した記念すべき作品が、この『大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス』です。大映の作り出したすべての怪獣の中で、ギャオスこそが完璧なフォルムを持って命を…
ガメラ映画初の対決物であり、以後はすべて対決路線が続いていきます。前回での反省を生かしてきたのか、今回は登場人物をすべて大人のみにして、子供たちを排除しました。このため、ガメラ物では唯一の大人向け作品として君臨し続ける事ができました。 30…
2001年に製作された、観る人によって好き嫌いがはっきり分かれるだろう、ジャン=ピエール・ジュネ監督、オドレイ・トトゥ主演による作品です。公開時には、なぜか日本でかなり人気を博した作品であったと記憶しています。 いったい何故こんなに、この作…
自然破壊に対する怒りをアニメで表現したものの中で、有名な作品として、我々が真っ先に思い出すのは宮崎駿監督のメガ・ヒット作品である『もののけ姫』でしょう。しかし、同じテーマで既にウォルト・ディズニーがこの作品で描ききっていたのです。しかもよ…