良い映画を褒める会since2005

他ブログで映画記事や音楽記事も書いておりました。評価基準は演出20点演技20点脚本20点音楽10点環境10点印象20点の合計100点です。

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『ラビッド』(1977)マリリンの腋から生える吸血男根!クローネンバーグらしいけど…

デヴィッド・クローネンバーグ監督は風変わりな作風で知られています。僕らが見たのは昭和のころのテレビ洋画劇場でもちろん吹き替え版であちこちカットされまくっていたまがい物でした。ビデオレンタルが全盛期を迎えた1980年代後半になってようやくオリジ…

『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(1988)あれから14年後!赤い彗星とアムロ最後の戦い。

1988年ですから、たしか大学受験の後くらいでバタバタしていた時期に地元の映画館で公開されていたのがこの作品でした。初代の完結編である『機動戦士ガンダムⅢめぐりあい宇宙編』以来の劇場版になります。 高校の頃は部活などに忙しく、夕方にテレビでやっ…

『吸血鬼ゴケミドロ』(1968)確信犯的な悪趣味満載映画。さて冷静に見ると、出来栄えは?

なんとも禍々しいタイトルがついているのがカルト作品として有名な『吸血鬼ゴケミドロ』です。なんといっても強烈なのはエイリアンに侵入されたテロリスト(高英男)の顔が割れたビジュアルのインパクトでしょう。 どうみても女性自身が顔についているような…

『大群獣ネズラ』(1964)大映がお正月映画として公開しようとした狂気の特撮映画。

幼稚園くらいの子供のころ、友達の家に怪獣大百科のような分厚い本がたくさんあり、彼の家に遊びに行くとそれらを見ることが出来るのでよく通っていました。 その中には恐そうな怪獣やカッコいい宇宙人のモノクロ写真がたくさん載っていて、いつか見たいなあ…

『ザ・ビートルズ~エイト・デイズ・ア・ウィーク』(2016)なぜ今このタイミングなのか?

正式タイトルは長ったらしく、『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years』です。『エイト・デイズ・ア・ウィーク』はレコード時代、イギリス4枚目のアルバム『ビートルズ・フォー・セール』のB面一曲目に収録されていた名曲で、大好きなナン…

『フライング・ハイ』(1980)全編映画ギャグ満載のパロディだが、さすがにネタが古いか?

昨晩、日課にしているウォーキングをしていると電話が鳴り、誰からか確かめてみると新人時代に仕事を教えた後輩の女の子からでした。彼女の大学の先輩の娘とも仲が良く、ちょこちょこご飯を食べに行っています。 違う部署に後輩が異動になってから、かれこれ…

『マッキラー』(1972)まさかブルーレイ化されるとは。あれをディズニーは許可したのか?

オープニングでは古くから土地で歌われているのであろう素朴な歌が力強く響きます。明らかにど田舎と思われる山並みと似つかわしくない巨大な高速道路のギャップ。 それにつながるのが暇を持て余している少年で、彼がパチンコの射撃でトカゲの頭をつぶして鮮…

『機動戦士ガンダム』(1981)まさかの大ブレイクの勢いに乗り、劇場版公開!

なんだか書いていく順番が反対になってしまいましたが、当然ながら最初に映画館まで観に行った劇場版はこの『機動戦士ガンダム』です。映画化されるのは分かっていましたので、お正月にもらったお年玉を全部は使わずに貯めて、その時に備えていきました。 た…

『機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編』(1982)僕らのガンダム、赤い彗星との最終決戦へ!

地球世紀1980年、小学生だったぼくらはふいに西方(当時は神奈川に住んでいました。)の名古屋から現れた白い機動戦士の活躍に夢中になっていた。 10才のチルドレンだったぼくらは素直にニュータイプの存在を信じ、野球をする合間にプラモデルでザクを量産して…

『戦略大作戦』(1970)戦争映画としても、コメディとしても楽しめる。オッドボールが最高!

まずはこの映画に出ている俳優たちが曲者揃いです。クリント・イーストウッド、テリー・サヴァラス、ドナルド・サザーランド、ドン・リックルズ、キャロル・オコナー、カール・オットー・アルベルティらが画面いっぱいに躍動しています。 『線路は続くよどこ…

『機動戦士ガンダムⅡ 哀戦士』(1981)夏休みに観に行った思い出の映画。

四十年間以上前、まだ幼稚園に通っていた頃、リアルタイムで毎週よく見ていたのは『宇宙戦艦ヤマト』で、当時はデスラー総統率いるガミラス側の戦闘空母、三段空母、反射衛星砲、ガミラス艦などのデザインやデスラー総統の声(伊部雅刀。スネークマン・ショウ…