良い映画を褒める会since2005

他ブログで映画記事や音楽記事も書いておりました。評価基準は演出20点演技20点脚本20点音楽10点環境10点印象20点の合計100点です。

2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『長髪大怪獣ゲハラ』(2009)NHKの番組企画で実現した、奇跡のおばか特撮映画!これは踏み絵だ!

テリー伊藤が総合司会を務める、NHKの深夜番組『テレ遊び パフォー!』のなかで、マニアックな視点と趣味を持ち、さまざまなジャンルの著書で知られる、みうらじゅんが音頭を取って出来た企画に、オリジナルの怪獣映画を作るというものがありました。 そ…

『DRAGON BALL EVOLUTION』(2008)ジャンプ連載一回目から読んでいたぼくは…。

ずいぶんと前に、ジャンプ黄金時代の名作のひとつ、ドラゴン・ボールがハリウッドで実写映画化されると聞き、期待と不安があったことを覚えています。今年になって、CM映像などを見たとき、「こりゃあ、だめそうだ…。」という予想が立ちましたので、劇場に…

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』(2009)素晴らしい出来栄え!過去の劇場版に不満だった人こそ是非!

もう体感的には真夏日だとカラダが自覚している梅雨の合間の平日にバイクに乗って、自分の住んでいる町からふたつほど市をまたぎ、ある場所に向かいました。1時間ほどバイクで駆けていくと、はるか遠くの前方に、ジリジリと陽炎が立つ、郊外型の大きなシネ…

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』(2007)また始まったヱヴァ劇場版。かなり綺麗になっています。

もともとサブ・カルチャー?の代表的なメディアであったアニメで、1990年代に社会現象にもなったヱヴァンゲリヲンは何度も劇場公開映画として発表されてきました。それは『新世紀エヴァンゲリオン シト新生』(1997)『新世紀エヴァンゲリオン Air/ま…

『さくらな人たち』(2008)オダギリ・ジョー第一回監督作品にして、いきなりのR指定!悪ノリし過ぎ!

人気俳優オダギリ・ジョーが映画監督小田切譲として数年かかって制作したのがこの『さくらな人たち』です。ダウンタウンの松本人志に代表されるように、芸人や俳優が映画監督をするケースがかなり増えてきていますが、北野武監督ほどのクオリティを持ってい…

『ハリー・ポッターと謎のプリンス』(2009)半純血って、いったい?すべてが中途半端に…

7月14日に待望の劇場公開が始まった『ハリー・ポッター』の第六弾となる最新作『ハリー・ポッターと謎のプリンス』を観てきました。大量のCMを投入して、万全の集客態勢を取っていたはずですが、蓋を開けてみると、まさかの不入りに驚きました。 まあ、ゆ…

『黄金時代』(1932)上映中、スクリーンに爆弾を投げられた、衝撃の映画。

ルイス・ブニュエル監督がシュール・レアリズムの代表的芸術家であるサルヴァトーレ・ダリと組んで発表した『アンダルシアの犬』に続いて、コンビを組んだ第二回監督作品として発表したのが『黄金時代』です。ただダリはすぐに制作から手を引いてしまったの…

『アメリカン・バイオレンス』(1981)実際に起こった殺人事件の記録フィルムの連続。衝撃的でした。

この映画をはじめて見た時の衝撃は半端ではなく、アメリカ社会の恐ろしさに身震いしそうになりました。銃がそばにあって、だれでも簡単に人を殺す環境が整っている国が存在するというのは1980年代に入ったばかりの平和ボケ真っ盛りの日本では想像できな…

『古城の妖鬼』(1935)トッド・ブラウニング監督、ベラ・ルゴシ出演。吸血鬼再臨?

アメリカのホラー映画、とりわけユニヴァーサル映画が生み出した三大スター俳優と言えば、通常は『フランケンシュタイン』の怪物を演じたボリス・カーロフ、『狼男』を演じたロン・チェイニーJR、そして吸血鬼俳優であるベラ・ルゴシを指します。 ベラ・ルゴ…