良い映画を褒める会since2005

他ブログで映画記事や音楽記事も書いておりました。評価基準は演出20点演技20点脚本20点音楽10点環境10点印象20点の合計100点です。

2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『ガメラ対ゴジラ』(200Ⅹ)第四部 地球最大の作戦

<第四部 地球最大の作戦> もうすぐ太陽が沈み始める。時間は3時半過ぎである。すべての兵力を集中させて待ち望む防衛軍。強い日差しが各隊員と車両に降り注ぐ。残りのメーサー砲は10門もない。通常兵器が大半を占めるこの兵力でキングギドラを押さえ込…

『ガメラ対ゴジラ』(200Ⅹ)第三部 地球降伏命令

<第三部>地球降伏命令 <地下にある極秘プロジェクトチームのある一室。> オダギリが妙な機械を持ってきている。訝しげにそれを見つめる三人。「なんだい、これ?」と聞く岡田。「Gコントロール・システムさ!」と自慢げに話すオダギリ。彼は説明を始め…

『ガメラ対ゴジラ 地球破壊計画』(200Ⅹ)第二部 G1とG2

<ガメラ対ゴジラ>第二部 G1とG2 <防衛軍基地内> 太平洋を探索した極秘プロジェクトメンバー達は佐原長官に呼ばれたが、少々待たされていた。スーパーⅩ4プロジェクトの面々と先約があった長官は彼らとのガメラ壊滅作戦に時間を取られていたのだ。 自…

『ガメラ対ゴジラ 地球破壊計画』(200Ⅹ)第一部 太平洋の脅威

<完璧に空想世界です。むきになって怒らないようにして下さい。登場人物その他すべて完璧なフィクションであり、実名で出てくる俳優さんたちも、あくまでもイメージですので、実年齢にはあまりこだわらないでください。ファンの方は腹を立てないでください…

『嫌われ松子の一生』(2006)中谷美紀の鬼気迫る迫真の演技。色彩感覚を楽しもう。

中谷美紀が出演していた映画というと『リング』『らせん』『ケイゾク』『電車男』などキワモノじみた作品での印象が強い。もちろん『力道山』『7月24日通りのクリスマス』などでも活躍していますが、本人の意向なのか、事務所の意向なのかは分かりません…

『失われた週末』(1945)アルコール中毒症患者の苦しみを見事に捉えた映画。

これはアルコール中毒症患者のどうしようもない苦しみと弱さを描いた社会派映画である。それはそれでシリアスで素晴らしい作品に仕上がっているのですが、ビリー・ワイルダー監督が本当に描きたかったのはドラッグ中毒患者の禁断症状(コールド・ターキー)…

『転がれ!たま子』(2005)鉄兜を被る女の子が主役の不思議系映画。『アメリ』がOKな人へ。

新藤風監督の長編第二作目となるのがこの『転がれ!たま子』です。ポップで可愛らしいDVDジャケットを見て、ツタヤでついつい借りてしまいました。主人公は、何故か子供の頃から鉄兜を頭に被る奇妙な娘たま子で、この役を山田麻衣子が演じている。お世辞…

『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』(2006)よく仕上がっていて、バブル世代は感涙!

亀山千広製作、君塚良一脚本という『踊る大捜査線』コンビによって送り出された、久しぶりのホイチョイ・プロダクションズ作品が、この『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』です。主演級には広末涼子と阿部寛、そして薬師丸ひろ子を迎え、脇役にも小木…

『不都合な真実』(2006)一瞬はアメリカ大統領になった人物が語りかける地球危機の講話。

最近TVなどのマスコミでも取り上げられることも多かった前民主党アメリカ大統領候補のアル・ゴア氏の講演を収録した『不都合な真実』を観に行ってきました。残念ながら僕の住む奈良の田舎では、この話題作品を上映しているのはわずか東宝シネコン一館の一…

『コンプリート・ビートルズ』(1982)ビートルズの歴史を知るなら、これが一番!

ビートルズの歴史を纏めた映像作品といえば、現在ではアンソロジー・シリーズの膨大な歴史ビデオ全八巻(DVD全4枚組もある。ボーナスDVDがついている)がもっとも手に入りやすかったのかもしれません。これでさえ今では手に入りにくい。 肖像権やらメ…

『ピンチランナー』(2000)一番輝いていた頃のモー娘。主演映画。うわあ~....。

『LOVEマシーン』『恋のダンスサイト』と立て続けにミリオンセラーを連発していた頃の一番活きの良い旬のアイドルグループだったモー娘。に回ってきた主演映画製作のチャンス。彼女達はさぞ嬉しがったに違いない。 つんく♂プロデュースのロック・ヴォー…

『恋身女子校生パティ』(2000)これはひどい.....。中身がまるでない。

河崎実監督作品のひとつ。アダルト版とノーマル版があるのですが、衛星劇場で今回見たのはノーマル版でした。森下くるみら四人出てくる女の子達(多分AV女優なんでしょう)がゴレンジャーみたいな変身ヒーローになる他愛のない話。 ここでは変身ではなく「…

『コアラ課長』(2005)なんじゃこりゃあ!コアラ課長って、蟹・烏賊に続きコアラってなんだい?

そのうち「きつねアイドル(アホな男どもを手玉に取る)」「ハムスター板前(豆料理の権威)」「かりんとう裁判官(判決は懲役かりんとう12年およびお粥三年みたいな)」とか公開しそうですね。みたくねーなあ。 河崎実監督作品で、『かにゴールキーパー』…

『美乳大作戦 メスパイ 』(1997)桜庭あつこって、今何してるんでしょうか?

河崎実監督作品です。桜庭あつこや志垣太郎が出ています。冒頭でいきなり車にはねられ、一度は死ぬヒロイン三枝実央。しかし志垣太郎博士が蘇生手術を施した際、ホルスタインの遺伝子を三枝実央に注入したため、彼女が興奮すると胸が巨大化し、武器になりま…

『墨攻』(2006)アンディ・ラウの抑制の効いた演技と戦闘シーンの迫力は観る価値あり。

月曜日の第一回目の上映を観てきました。200人で満席になる館内には50人程度の人たちが席を埋めていました。パンプレットを読んでいる人が多かったのは時代背景を捉えておかないと作品を十分に楽しめないかもしれないという判断があったのでしょう。 「…

『ファイナルカウントダウン』(1980)あまり覚えている人はいないのでしょうが結構良いですよ。

『ファイナルカウントダウン』というとかつて人気があったへヴィ・メタル・パンド、ヨーロッパの代表曲を思い出す人が多いかもしれません。しかし今回取り上げるのはエスエフ映画の『ファイナルカウントダウン』です。 個人的には70年代後半から80年代に…

『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』(1972)強力タッグ・チーム初登場!のはずが…

冒頭で音楽とビームの閃光とともに現れるスタッフ・ロールを見たときには「もしかして素晴らしい作品なのかもしれない」という期待を抱かせたのがシリーズ第11作品目となる『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』でした。子供の頃に一度見たきりで大部分を忘れ…

『電送人間』(1960)走査線を走らせることで生まれる不思議な現実感。

沢村いき雄がいきなり良い味を出して演じるのがまずは嬉しい東宝怪奇人間シリーズの第二作目となるのが『電送人間』です。彼が演じていたのは遊園地に必ずあるお化け屋敷の親方でしたが、この劇団にもし堺左千夫、佐田豊、大村千吉らが入っていればさらに大…