良い映画を褒める会since2005

他ブログで映画記事や音楽記事も書いておりました。評価基準は演出20点演技20点脚本20点音楽10点環境10点印象20点の合計100点です。

映画(カ行)

『GET BACK ルーフトップ・コンサート』(2022)大画面で見ることに意義がある。

とうとうこの日がやってきたと言いたいところだが、もともとは先月に期間限定で5日間だけ特別上映されたのが3月3日までアンコール上映されていた『GET BACK ルーフトップ・コンサート』です。 先月上映されているのに気が付いたのはお休みでしたが、すでに上…

『快盗ルビイ』(1988)キョンキョンの可愛さを前面に押し出したコメディ。

ここ数年、何かと世間を騒がせているのが僕ら世代のアイドルだった小泉今日子です。マスコミからはバッシングされがちですが、個人的には「キョンキョンなんだから、何やってもイイじゃん!」「見逃してやれよ!」という感覚で見ています。 なんてったってキョ…

『健康で文化的な最低限度の生活』(2018)部屋に名画のポスターがいっぱい!

映画ではないのですが、今期放送の連ドラに『健康で文化的な最低限度の生活』という吉岡里帆ちゃん主演、共演に川栄李奈や田中圭を迎えた作品があります。 タイトルでピンと来る人もいるでしょうが、いわゆる生活保護を扱った作品で、原作は人気のようです。…

『カメラを止めるな!』(2018)モットーは早い!安い!質はそこそこ!

我が家の録画機器がDVDレコーダーからBlu-rayレコーダーに変わったのが2009年、地上デジタル放送が始まってからもう10年近くになります。格段に進化した録画機器とテレビですが、反面薄型に変わったためにスピーカーはスペックが落ちた印象がありました。 ホ…

『小林多喜二』(1974)視聴困難だった共産党映画。ついにDVD化!

よくある伝記映画だと思っていたら、凄惨な拷問シーンと横内正がスポットライトに照らされ、突然ギター片手に弾き語りで歌い出し、過去と現在を自在に行き来するナレーションを強引に展開するカオスにまずは戸惑うのが本作『小林多喜二』です。 つかみはオッ…

『ゲティ家の身代金』(2018)実話に基づく富豪の肝っ玉の小ささ。

四十代も後半に差し掛かり、だんだん草食動物化が進み、主なたんぱく源も魚介料理が増え、お肉はあまり食べなくなってきています。 食べるにしても、良いお肉をふるさと納税で取り寄せしたり、少量のみで満足できるようになっていますが、たまたま焼肉屋さん…

『孤狼の血』(2018)過激な描写があるがオーソドックスな演出!

公開前からの予告編が映画館で流れていたころ、「警察じゃけえ、何をやってもええんじゃ~!!」との役所広司の強烈なセリフが強く気になっていた『孤狼の血』を観に来ています。 最近では近所の岡山から出たお笑い芸人である千鳥によって、「くせが強いんじ…

『グレイテスト・ショーマン』(2018)超ロングラン上映作品。イイですよ!

ずっと時間が合わず、なかなか観に来ることが出来なかった作品をようやく映画館で見てきました。ヒュー・ジャックマンというとどうしてもウルヴァリンのイメージが強烈過ぎて、他の作品が霞んでしまいますが、この作品での彼の存在感は圧倒的です。 今では描…

『ガールズ&パンツァー 最終章 第一話』(2018)いよいよ始動!

“ガルパン”の新シリーズが始まるというのを聞いてから随分と日にちが経ってしまいましたが、ついに僕が住む奈良でも先週土曜日から公開されています。 と言っても、あくまでもアニメ新シリーズの序章なので、上映時間は50分ちょっとの中編程度でアニメ番組を…

『怪物の花嫁』(1955)最低監督エド・ウッド作品。酷いが真面目なお仕事。

今日はツタヤが半額セール中だったので、勢いに任せて借りまくり三本のホラー?映画もその中に入っていました。それはハマーフィルム社の作品でクリストファー・リーが最初に出演してトップスターになるきっかけとなった『吸血鬼ドラキュラ』をまずは選びま…

『怪異宇都宮釣天井』(1956)作品の存在はかなり前から知っていたものの、なかなか見ることが出来なかった作品。

しかしまあ、オドロオドロしいタイトルです。『怪異宇都宮釣天井』というのは大袈裟すぎる付け方で、”怪異”に当てはまりそうなのは終盤に城普請で暗殺された岬洋二が仇である江川の屋敷に化けて出るところくらいで、他のシーンのほとんどはありがちな時代劇…

『K-PLUSさん』今でもDVD化されていない貴重なビデオを大量に所蔵されているビデオレンタル専門サイトさんが台風被害を受けられています。

1970年代の小学2年生くらいから昭和、平成、令和と五十代近くになるまでずっと長い間、邦画、洋画の区別なく、いつでも楽しめる映画は大好きでした。映画はテレビの洋画劇場、BS放送、CS放送、ビデオレンタル、DVDレンタル、販売用DVD、Blu-ray、YouTubeな…

『複製(クローン)人間ブルース・リー/怒りのスリー・ドラゴン』(1982)大きな心でパロディを楽しむのも映画ファンです!

先日、『燃えよドラゴン』を自宅で見た後に劇場で『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を見ました。タランティーノ作品に実名でブルース・リー役が出ていたこともあり、今回は『燃えよドラゴン』でも書こうかと思っていましたが、ついつい自宅…

『ガールズ&パンツァー 最終章 第二話』(2019)乙女の戦いはあきらめたら終わりなんです!パンツァー・フォー!

『ガールズ&パンツァー最終章』の第一弾がぼくが住んでいる近くの街で劇場公開されたのは昨年の2月くらいだったので、今回の第二話がようやく公開されるまで実に一年半以上も時間が経ってしまいました。 その間、アニメシリーズをコンパクトに纏めた実質上の…

『記憶にございません!』(2019)三谷幸喜監督の新作を初日に観てきました。

三谷幸喜監督の『記憶にございません!』をあいにくの雨の中ではありましたが、さっそく公開初日に観に行ってきました。なんだかんだと劇場まで観に行くことが多い監督さんですし、映画ファンの期待も大きいようで、ロビーには人だかりが出来ています。 一般…

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019)怪獣バトルロイヤル開幕!

マイケル・ドハティという監督は知りませんでしたが、出来上がった作品を見れば、はっきり理解できるのが彼の東宝ゴジラ・シリーズへの愛情の深さです。脚本がその要因ではありますが、昭和シリーズだけではなく、平成シリーズもしっかりと観続けてきたのか…

『健康で文化的な最低限度の生活』(2018)部屋に名画のポスターがいっぱい!

映画ではないのですが、今期放送の連ドラに『健康で文化的な最低限度の生活』という吉岡里帆ちゃん主演、共演に川栄李奈や田中圭を迎えた作品があります。 タイトルでピンと来る人もいるでしょうが、いわゆる生活保護を扱った作品で、原作は人気のようです。…

『検察側の罪人』(2018)検察側よりも製作側の罪人が大問題!

木村拓哉と二宮和也というジャニーズの先輩後輩初共演が話題になっているこの作品ですが、ファン以外がジャニーズ色が濃いモノを観れば、どのように映るのか。 それが今回、劇場まで観に来た理由です。単純に作品として成立しているのか。それともあれはダメ…

『カメラを止めるな!』(2018)モットーは早い!安い!質はそこそこ!

我が家の録画機器がDVDレコーダーからBlu-rayレコーダーに変わったのが2009年、地上デジタル放送が始まってからもう10年近くになります。格段に進化した録画機器とテレビですが、反面薄型に変わったためにスピーカーはスペックが落ちた印象がありました。 ホ…

『小林多喜二』(1974)視聴困難だった共産党映画。ついにDVD化!

よくある伝記映画だと思っていたら、凄惨な拷問シーンと横内正がスポットライトに照らされ、突然ギター片手に弾き語りで歌い出し、過去と現在を自在に行き来するナレーションを強引に展開するカオスにまずは戸惑うのが本作『小林多喜二』です。 つかみはオッ…

『ゲティ家の身代金』(2018)実話に基づく富豪の肝っ玉の小ささ。

四十代も後半に差し掛かり、だんだん草食動物化が進み、主なたんぱく源も魚介料理が増え、お肉はあまり食べなくなってきています。 食べるにしても、良いお肉をふるさと納税で取り寄せしたり、少量のみで満足できるようになっていますが、たまたま焼肉屋さん…

『孤狼の血』(2018)過激な描写があるがオーソドックスな演出!

公開前からの予告編が映画館で流れていたころ、「警察じゃけえ、何をやってもええんじゃ~!!」との役所広司の強烈なセリフが強く気になっていた『孤狼の血』を観に来ています。 最近では近所の岡山から出たお笑い芸人である千鳥によって、「くせが強いんじ…

『グレイテスト・ショーマン』(2018)超ロングラン上映作品。イイですよ!

ずっと時間が合わず、なかなか観に来ることが出来なかった作品をようやく映画館で見てきました。ヒュー・ジャックマンというとどうしてもウルヴァリンのイメージが強烈過ぎて、他の作品が霞んでしまいますが、この作品での彼の存在感は圧倒的です。 今では描…

『ガールズ&パンツァー 最終章 第一話』いよいよ始動!

“ガルパン”の新シリーズが始まるというのを聞いてから随分と日にちが経ってしまいましたが、ついに僕が住む奈良でも先週土曜日から公開されています。 と言っても、あくまでもアニメ新シリーズの序章なので、上映時間は50分ちょっとの中編程度でアニメ番組を…

『恐怖のエアポート』(1971)機内食で悶絶!ラムorチキン?

1970年代のテレムービーにはたまに驚くほど秀逸な作品があり、有名どころでは『激突!』『ある勇気の物語!孤独のマラソンランナー』などがあります。カルト的な作品では『殺人ブルドーザー』もありますね。 この作品をはじめて見たのは小学生の頃の東京12チ…

『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』(2001)ガメラ!?

今年の夏は連日気温が35度近くまで上がり、熱帯夜が延々と続いていたのが、先週以降はゲリラ豪雨や台風がガンガンきているのが関西です。 ついこの間までは暑かったので、三輪神社の鳥居の前にあるお茶屋さんで素麺を食べに行ったりしていました。家で食べて…

『怪盗グルーのミニオン大脱走』(2017)誰と行くかも大事ですね。

先日からずっと猛暑が続き、夏バテ気味になっていたこともあり、本日は地元奈良の興福寺の向かい側、春日大社のすぐ横で昔から営業されている菊水楼の一角にある鰻料理のうな菊さんに鰻を食べに来ています。 ちなみに窓からは奈良ホテルと池が広がり、落ち着…

『ゴジラ FINAL WARS』(2004)アクションゴジラの可能性は?

『ゴジラ FINAL WARS』は2004年の作品で『ゴジラVSデストロイア』が公開されてから9年、『ゴジラ ミレニアム』が突如公開されてから5年後に公開されました。 監督はアクション系に手腕を発揮していた北村龍平が起用され、それなりに話題を呼んでいました。VS…

『ゴジラ2000 ミレニアム』(1999)こりゃあ、ひどい…。

西暦2000年を迎えようとしているとき、1998年のエメリッヒ版に触発されたのか、なぜか復活したのが『ゴジラ2000 ミレニアム』でした。前作とのつながりは全く無いようで、ゴジラはもともと存在していたもののように映画世界に登場してきます。 パラレルワー…

『ゴジラVSデストロイア』(1995)ゴジラ死す!でも復活する…。

今回の『ゴジラVSデストロイア』は昭和シリーズから繋がるゴジラ映画にいったん区切りをつける意味では重要な作品となります。オキシジェン・デストロイヤーは初代ゴジラを殺傷しましたが、今回はデストロイアと名付けられたモンスターが最後の刺客として現…