良い映画を褒める会since2005

他ブログで映画記事や音楽記事も書いておりました。評価基準は演出20点演技20点脚本20点音楽10点環境10点印象20点の合計100点です。

2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『天空の城 ラピュタ』(1986)<パート1>ラピュタとは空に浮かんだバベルの塔なのか?

記念すべきスタジオ・ジブリ、栄光の第一作目となったのが1986年公開の『天空の城 ラピュタ』である。前作『風の谷のナウシカ』(1984)で絶大なる高評価を得た宮崎駿監督がファンタジー活劇に真正面から向き合い取り組んだ作品としても興味深い。 …

ガメラ対ゴジラ?みんなが観たかった夢の対決だが中継なし…。『大怪獣 東京に現わる』(1998)

つい先日発表した空想世界長編『ガメラ対ゴジラ 地球破壊計画』のあとに更新する怪獣映画としての作品はどんなものを採りあげるべきか迷っていました。GXGとは全く違う作品群から仕切りなおすか、さらに濃い作品を採りあげていくか。結論はさらに濃いマニ…

『フィラデルフィア・エクスペリメント』(1984)『ファイナルカウントダウン』とごっちゃになってます

ジョン・カーペンター製作総指揮で1984年に発表されたSF映画です。しかし、どうも1980年公開の『ファイナルカウントダウン』とゴチャゴチャになって覚えてしまっているのがこの『フィラデルフィア・エクスペリメント』なのです。 なんせ設定があま…

『パフューム ある人殺しの物語』(2006)あのラストシークエンスはどうなんだろうか?

「音楽に和音があるように、香水にもハーモニーがあり、慎重に選ばれた四つの香料(=音符)がハーモニーを生み出す。香水は頭(ヘッド)、心(ハート)、土台(ベース)の三つの和音からなるので、全部で12の音符(香料)が必要だ。」というダスティン・…

『結婚哲学』(1924)エルンスト・ルビッチ監督の素晴らしい一本。映画に台詞は要らない。

ビリー・ワイルダー監督が師匠と仰ぐエルンスト・ルビッチ監督の渡米後の第二作目となったのがこの『結婚哲学』でした。なんてお洒落なセンスを持っていた人なのでしょう。彼の演出には脱帽するしかありません。 ドイツの監督というとすぐに思い出すのはフリ…

『勘弁してくれ!キネ旬よ!』映画検定一級合格で終わったと思っていたら、やっぱり……。

本日キネ旬から一枚の封筒が送られて参りました。中を開けてみると映画検定一級の合格証書が入っておりました。ご丁寧にも「これはキネ旬が映画人に与えてきた賞状と同じ用紙を使っております。」とも書いてありました。別にどうでもいいことなので、わざわ…