良い映画を褒める会since2005

他ブログで映画記事や音楽記事も書いておりました。評価基準は演出20点演技20点脚本20点音楽10点環境10点印象20点の合計100点です。

映画(ア行)

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(2021)なんだかんだで楽しませてくれました。

なんだかマスコミは昨夜辺りから、新しいキラーワードとして“まん防”と騒いでいますが、なんともワードセンスが低く、「“マンボウ”って魚かよ!」とか、「浜辺美波で話題になった“あ~、う~ マンボ!”かよ!」と突っ込んで笑ってしまい、イマイチ緊迫感はな…

『稲村ジェーン』(1990)寒かったし、長かったよね、これ!音楽は最高だが…

ここ一ヶ月以上、緊急事態宣言の影響で映画館に通えなくなっていたため復活した趣味の1つがレコード鑑賞で当然聴くのはレコード時代に存在していたアーティストやバンドの作品群です。 僕が10代だった頃に聴いていた日本人アーティストはYMO、RCサクセシ…

『一度死んでみた』(2020)新作一発目は可愛い娘を見るのが一番!

日本全国の地域によって差はありますが、大阪府の吉村知事の戦略に協力して試練に耐えた大阪府を後追いした関西の他府県(吉村寝ろ!とか兵庫の知事は起きろ!とか言われていましたが、奈良はどこだ荒井!とみんなでからかっていましたwww)では武漢ウイ…

『アリー/スター誕生』(2018)レディ・ガガが『SHALLOW』を熱唱!

最初にこの映画の予告編を映画館でぼんやりと眺めていたときは誰か出ているのかは気にもとめていませんでした。テレビCMが流れるようになって、ようやく「なんか、レディ・ガガに似てるなあ…」と本人のアップを目にしているにも関わらず、間の抜けた感想を持…

『上田慎一郎ショートムービーコレクション』(2018)カメ止め監督の過去のお仕事!

年末はなんだかんだと雑事も多く、映画館通いだけではなく、自宅でのDVD鑑賞もままならない状況です。ようやく久しぶりに映画館まで来れましたが、まだ何を見るか決めていませんでした。 どれにしようかと掲示板のスケジュールを眺めていたら、目に飛び込ん…

『ア・ホーマンス』(1986)僕が間に合った優作映画の一つだが…

僕ら世代にとっての大スター、松田優作がまだ生きていたころ、なおかつぼくが公開後に観に行けるくらいには大きくなっていた高校生時代に上映されたのがこの『ア・ホーマンス』、そして最後の作品になってしまった大学時代の『ブラック・レイン』でした。 『…

『いい湯だな全員集合!!』(1969)い~い湯だな!ははは!「宿題やれよ!」「歯ァ磨けよ!」明るく見送ろう!

昨日、時間を無理くり作り出し、確定申告書類を税務署に持って行きました。e-taxで提出しようとしたのですが、送信の最終局面になり、送信ボタンを押したところ、正常に送れませんでしたという無慈悲なポップアップが表示され、ぼくの深夜一時からの一時間半…

『終わった人』(2018)定年は生前葬だ!お前はすでに死んでいる?

映画館の予告編で気になっていた『終わった人』を観に来たところ、周りはジイサンばかり、まさに“終わった人”がたくさんスクリーンを囲んでいました。奥さんと一緒に来ていると思われるジイサンであふれかえっています。 こういう環境は丹波哲郎の『大霊界 …

『アンダー・ザ・チェリー・ムーン』(1986)日本で観た人って、何人いるんだろう?

金曜夜にGoogleで大阪ミナミの心斎橋辺りにあるアナログ盤専門店を検索したところ、土地勘がある場所の近くで営業されているお店を見つけたので、本日、お昼に早速奈良の田舎からそちらに向かって歩いていきました。 武漢ウイルスが欧州でも猛威を振るい出し…

『アンダー・ザ・チェリー・ムーン』(1986)日本でこれを観に行った人って、何人くらいいるんだろうか?

金曜夜にGoogleで大阪ミナミの心斎橋辺りにあるアナログ盤専門店を検索したところ、土地勘がある場所の近くで営業されているお店を見つけたので、本日、お昼に早速奈良の田舎からそちらに向かって歩いていきました。 武漢ウイルスが欧州でも猛威を振るい出し…

『いぬやしき』(2018)意外と楽しめるSF版“生きる”!?

去年、深夜アニメで放送していた頃に可愛がっていた大学生の娘に見るように猛プッシュされていた作品です。彼女はアニオタで、ぼくも好きなのでアニメの話をよくしていました。 ただ当時は忙しくて見られませんでしたので、今回の実写映画化を受けて、ようや…

『億男』(2018)ファウストをちょこっと思い出す、お金をめぐるお話

休日によく通っているインド料理屋さんに行ってみると、店内いっぱいにインド人観光客が溢れかえっていて、今日は無理なのかなあと入店を戸惑っているとお店の方が僕を見つけてくれ、「インド人と同じバイキングだったらイケるよ!」と声をかけてくれました。…

『映像研には手を出すな』(2020)夏前には実写版公開。主演は乃木坂の齋藤飛鳥!

現在、連載中のマンガ『映像研には手を出すな』はTVアニメ放送中で、今年の夏頃には乃木坂46の齋藤飛鳥(浅草)、山下美月(水崎)、梅澤美和(金森)をメインに迎え、実写版が公開予定です。 齋藤飛鳥が演じる浅草(べらんめえ調なので江戸っ子?)は世界…

『嘘を愛する女』(2018)クライム・サスペンス?恋愛モノ?

公開からは随分と経ってしまいましたが、強風吹き付ける本日になってようやく観に来ることが出来たのが長澤まさみ主演の『嘘を愛する女』でした。 三十代に掛かってきた代表的な女優には綾瀬はるか、新垣結衣、長澤まさみらがいますが、個人的には長澤まさみ…

『イエロー・サブマリン』(1968)本人達は嫌っていたエプスタイン最後の企画。

たしか1985年と1987年に見たきりだったのが、25年位前の『ビートルズ・アンソロジー』が放映されて、ブートでしか聴けなかったものがCDで正式に聴けるようになり、これらをまた買いなおした折に、ついでに見てからでも10年近くが経ちました。 今回は初めて…

『イントレランス』(1916)グリフィスが湯水のようにお金を使った最高傑作。

15年くらい映画ブログを書いておりましたが、こちらに引っ越してまいりました。のんびりと引っ越そうと考えておりますので、記事移行に数年かかるかと思っています。 監督で選んで作品を見る映画ファンなので、かなり偏ったものになると思います。尊敬する監…

『映像研には手を出すな』(2020)アニメも成功し、夏前には実写版公開。主演は乃木坂のエース齋藤飛鳥!

現在、連載中のマンガ『映像研には手を出すな』はTVアニメ放送中で、今年の夏頃には乃木坂46の齋藤飛鳥(浅草)、山下美月(水崎)、梅澤美和(金森)をメインに迎え、実写版が公開予定です。 齋藤飛鳥が演じる浅草(べらんめえ調なので江戸っ子?)は世界…

『イエスタデイ』(2019)ビートルズが存在しないこの星はなんとも味気ない。皮肉がこもったパラレルワールド映画。

しばらく前に劇場予告編を眺めていて、始まったら見に行きたいなあと思っていたものの、近所の映画館の上映作品をチェックしていても、なかなか予定が記載されない作品がありました。それがこの『イエスタデイ』だったのです。 まだ公開されていないのかなあ…

『インビクタス 負けざる者たち』(2009)日曜日は南アフリカとの激闘が控えるが、マンデラの意志は気高い。

ラグビー・ワールドカップの日本代表が予想を良い意味で裏切る快進撃を続けているため、台風19号で傷ついた人々にも勇気を与えてくれています。ぼくらが出来るのは募金位ですが、やらないよりは良い。テレビやネットでも大盛り上がりになっているワールドカ…

『宇宙大怪獣ドゴラ』(1964)東宝最後の単体物怪獣特撮映画。実験的な意欲作だったが、興行的には失敗したそうな…。

1964年に『モスラ』(https://yojimbonoyoieiga.at.webry.info/200608/article_17.html)と『三大怪獣地球最大の決戦』(https://yojimbonoyoieiga.at.webry.info/200609/article_8.html)の合い間に公開された『宇宙大怪獣ドゴラ』は実は単体でタイトルにな…

『アマゾネス対ドラゴン 世紀の激突』(1974)昭和に育った中学生にはアマゾネスという響きはエロチックだった…

今年の残暑も昨年と同じように厳しく、9月になったのに楽しい夕べにとはいかず、なかなか涼しくなりませんが、上半期の終わりと増税が重なり、かなり忙しすぎる日が続いています。 最近は気の向くままに、ブログの更新でしばらくゴダール作品などを取り上げ…

『X-MEN:ダーク・フェニックス』(2019)FOX製作での最終作品。『LOGAN』で燃え尽きたファンたちにどこまで響いたか?

シリーズ最終話とも言える『LOGAN』で最も有名かつ人気があった、このシリーズのアイコン的な存在でヒュー・ジャックマンが演じたウルヴァリンの最期の姿を感動的に描いていた為、ずっと観に行っていたぼくも「ウルヴァリンも死んじゃったし、もういいや…」…

『女はそれを我慢できない』(1956)往年のロック・スターが多数出演!

タイトルを聞くと、なんだかエッチな映画なのかなあと思う人がいるかもしれません。しかし、それは勘違いで実際は1950年代に活躍していた偉大なロックンローラーたちが実名で大挙出演するロック映画なのです。 今と違って、躍動感のある大きな映像で彼らをし…

『イマジン』(1988)ジョンの歌には魂がこもっている。ただ祭り上げて欲しくはない。

ジョン・レノンに対してはビートルズ・ファンの一人一人に独特の想いがあります。ビートルズの中期までのリーダーは間違いなく彼でしたし、発言でももっとも目立つ存在でした。ビートルズ解散後のラジカルな活動は政治的で、急進的でついて行けない人も多か…

『アリー/スター誕生』(2018)レディ・ガガが『SHALLOW』を熱唱!

最初にこの映画の予告編を映画館でぼんやりと眺めていたときは誰か出ているのかは気にもとめていませんでした。テレビCMが流れるようになって、ようやく「なんか、レディ・ガガに似てるなあ…」と本人のアップを目にしているにも関わらず、間の抜けた感想を持…

『上田慎一郎ショートムービーコレクション』(2018)カメ止め監督の過去のお仕事!

年末はなんだかんだと雑事も多く、映画館通いだけではなく、自宅でのDVD鑑賞もままならない状況です。ようやく久しぶりに映画館まで来れましたが、まだ何を見るか決めていませんでした。 どれにしようかと掲示板のスケジュールを眺めていたら、目に飛び込ん…

『ア・ホーマンス』(1986)僕が間に合った優作映画の一つだが…

僕ら世代にとっての大スター、松田優作がまだ生きていたころ、なおかつぼくが公開後に観に行けるくらいには大きくなっていた高校生時代に上映されたのがこの『ア・ホーマンス』、そして最後の作品になってしまった大学時代の『ブラック・レイン』でした。 『…

『終わった人』(2018)定年は生前葬だ!お前はすでに死んでいる?

映画館の予告編で気になっていた『終わった人』を観に来たところ、周りはジイサンばかり、まさに“終わった人”がたくさんスクリーンを囲んでいました。奥さんと一緒に来ていると思われるジイサンであふれかえっています。 こういう環境は丹波哲郎の『大霊界 …

『いぬやしき』(2018)意外と楽しめるSF版“生きる”!?

去年、深夜アニメで放送していた頃に可愛がっていた大学生の娘に見るように猛プッシュされていた作品です。彼女はアニオタで、ぼくも好きなのでアニメの話をよくしていました。 ただ当時は忙しくて見られませんでしたので、今回の実写映画化を受けて、ようや…

『億男』(2018)ファウストをちょこっと思い出す、お金をめぐるお話

休日によく通っているインド料理屋さんに行ってみると、店内いっぱいにインド人観光客が溢れかえっていて、今日は無理なのかなあと入店を戸惑っているとお店の方が僕を見つけてくれ、「インド人と同じバイキングだったらイケるよ!」と声をかけてくれました。…