2010-01-01から1年間の記事一覧
先日、なにげなくアマゾンで商品を検索していると、なんと“おすすめ”でヒットしたのが『エル・トポ』のDVDでした。すぐにクリックしていくと、さらに嬉しいことにアレハンドロ・ホドロフスキー作品のボックス・セットが来年三月に発売されるとなっておりまし…
『あしたのジョー』『タイガー・マスク』『巨人の星』など昭和を代表する名作漫画で有名な梶原一騎の原作、『うしろの百太郎』が印象的なつのだじろうの作画で大人気だった『空手バカ一代』を千葉真一主演で映画化したのが『けんか空手 極真拳』(1975)『け…
観に行こうかなあと思っているうちにいつの間にか公開が終わっていたアニメ映画でした。その年の日本アカデミー賞で色々な賞を取っていたので、その週にツタヤに行ったときに借りました。 結論としては楽しく見れたのですが、なんとも書きようのない作品だな…
『巨人ゴーレム』はサイレント映画黄金時代を迎えようとしていた10年代から20年代にパウル・ヴェゲナーによって三本ほど製作されましたが、残念ながら二度の世界大戦の戦火や管理状態の悪さが重なり、現存しているのはパウル・ヴェグナーのこの一本しかあり…
前回に続き、ギニーピッグ・シリーズからのセレクトとなります。今回は後期のシリーズからとなる『ザ・ギニーピッグ2 ノートルダムのアンドロイド』についての感想です。 この作品もギニーピッグの名前を持つ作品らしい切断シーンがありますが、多くの方が想…
ギニーピッグというと一般的には『ギニーピッグ 悪魔の実験』と『ギニーピッグ2 血肉の華』に代表される殺伐とした暴力と疑似スナッフ映像満載の悪名高い作品を想像される方が多いでしょう。 しかしそれには誤解があり、上記の2作品の残虐性が突き抜けている…
3日前に用事があったついでに寄った心斎橋のTSUTAYAでなかなか見つけられなかった珍しいタイトルを数本ほど発見してしまいました。ついつい見たくなり、後先考えずにレンタルで借りてきたので、今日は返却を兼ねて、地元の奈良ではなく、ミナミのマルイの八…
第一作目となる『大魔神』を記事にしたのが今から5年前で、スカパーで久しぶりに続編である『大魔神怒る』を見てから前回の記事を書いた後、どうしても最後の三作目が見たくなり、昨日の深夜2時ごろにこのシリーズ・フィナーレの『大魔神逆襲』を見てしまい…
『大魔神』のインパクトは強烈で、たった三本しか映画が製作されず、そのうちの3本目である『大魔神逆襲』に関してはほとんど記憶に残っていませんが、子どもたちはみんな大魔神を知っていましたし、喜怒哀楽のどれでもない顔からの怒り顔への変化は一度は物…
今回は『地獄の黙示録』の補足として、コッポラの妻が映画撮影中に回していたカメラをもとに製作されたドキュメンタリーを書いていきます。DVD化されていない現状ではなかなか見る機会のない作品で、陽の目を見ないものになってしまうのでしょうが、妻をはじ…
なんやかんや言いながら、今回の記事を書くに当たって、オリジナル版の『地獄の黙示録』(1979)を2回見て、『地獄の黙示録特別編』(2001)を1回見て、コッポラの妻が撮ったドキュメンタリー『ハート・オブ・ダークネス』(1991)を押入れから引っ張り出し…
スカパー!系のチャンネルにファミリー劇場という局があります。大昔の「ドリフ大爆笑」シリーズ、『だいじょうぶだあ!』(某出演者の度重なる不祥事のせいで、何度も放送中止になっている悲しいお笑い番組。)、『キャッツ・アイ』、『スラムダンク』、『…
これを観るときは必ず「これで最後だ!なあ、おい!終わりなんだよ!」と言い聞かせつつ、最初に小学生時代に観に行った劇場から数えて、レンタル・ビデオで夜中に2回、8年前の特別編で1回劇場に行き、レンタルDVDで1回、そして何気なく見たBSやCSなど色々な…
なんとまあ、全部合わせると3部作で、収録時間が3本合計で5時間半弱の超大作となってしまったのが2006年から2008年の頭脳警察再結成までのPANTAとTOSHIを追い続けたドキュメンタリー映画『頭脳警察』である。こういったビッグ・ネームのドキュメンタリー映…
いまからおよそ30年前に亡くなった、ロシア系アメリカ人の写真家であるマン・レイの名前を大阪市営地下鉄の吊革広告でたまたま見かけたのは先週梅田に出かけた帰りでした。 その車両のその位置に乗り込んだのは偶然ではありましたが、数年前に前衛映画の記事…
昨日の夜は大昔に録画してあった、あるビデオを見ていました。それを録画したのは1994年ですので、今から数えるとすでに16年も前でした。そこに入っている映像はF1・サンマリノ・グランプリを中継していたフジテレビのものでした。 ときおり写る、まだ若かっ…
映画の都と形容されるハリウッドでは映画監督になれるのが早くても30代後半だった1940年代に、当時まだ24歳だったオーソン・ウェルズは見事に監督デビューを果たしました。このデビュー作品『市民ケーン』を評して、後世の映画ファンと批評家たちは「これこ…
数ある渡邊文樹監督作品中でも、タイトルからして強烈なインパクトを持っているのがこの『バリゾーゴン』です。VHS時代にはウチの近所のレンタル屋さんにもあったような記憶がありますが、はっきりと覚えてはいません。 この映画で覚えているのは内容よりも…
20数年前まで遡る学生時代が今となっては夢のまた夢のようにも思えるバブル全盛期とかなり重なっていたためか、80年代後半は分不相応に、生意気にも割烹や小料理屋、そしてイタリアンに足繁く通っていました。 しかし卒業して社会人になる前にはバブルが急…
最近の映画にありがちな派手さやドラマチックなストーリーとは無縁だが、枯れて落ち着いた大人の雰囲気を持っている希少なハリウッド映画スターであるモーガン・フリーマンが製作と主演を務めたのがこの『素敵な人生のはじめ方』でした。 先日、彼は離婚した…
公開当初となる1983年に、この映画のタイトル『ライト・スタッフ』を最初に目にしたときは、ライトを“RIGHT”ではなく“LIGHT”だと勘違いし、てっきり“光るヤツ”くらいの意味だと思っていましたし、宇宙飛行士を前面に押し出したポスターもあり、てっきりSF映…
80年代を代表するアイドルである松田聖子の歌を始めて聴いたのは小学生の頃で、曲は彼女のデビュー作となる『裸足の季節』でした。すぐにこの歌が好きになりましたが、あまりヒットしていたという記憶がありません。まだ小学生だったので、オリコンとかは知…
前回の『スター・ウォーズエピソード3シスの復讐』でようやく全6作品に及ぶスター・ウォーズ・サーガの記事を書き終えました。しかしながらスター・ウォーズには知る人ぞ知る、裏三部作とも呼べる3作品の関連映画(この作品ももともとはテレビ用プログラム。…
2005年夏、とうとうこの日が来たという感慨に浸ったのがシリーズ第3作目(プリークウェル第3弾って、言ったほうが良いのかなあ…)の『スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐』の公開初日でした。 アナキン(ヘイデン・クリステンセン)がグレて、師匠でも…
世紀末の1999年に、世界中で大騒ぎしたなかで公開された『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』から三年後の2002年になると、さすがに当時のような熱狂はすでになく、スター・ウォーズにしては珍しく、淡々とした気分で見に行ったのがこの作品…
昨日の朝、いつも行く劇場の切符売り場で会計をしようとしたら、受付のお姉ちゃんに明るく「今日は1000円です!」と言われました。1日と2日が土日のため、前倒しで今日が映画ファン感謝デーになっていて、全員が千円なんだそうです。 レディース・デーなど女…
1983年に『スターウォーズ ジェダイの復讐』が公開されてから14年が経ったのちに、オリジナル三部作のフィルムに修復と追加シーンが加えられ、特別篇として1997年におさらいの意味を含めて、全世界で上映された翌年、ついにファン待望の新作『スターウォーズ…
世界で多くの人々に愛され続けているディズニー映画が送り出してきた作風のひとつに美しい者と醜い者が結ばれるというストーリー展開があります。 『美女と野獣』『ノートルダムの鐘』がそれに当たり、夢のある物語に仕立てていました。ディズニーのライバル…
ここ数年、というか10年以上、ほとんど見かけることもなくなっていたかつてのスターであるサモ・ハン・キン・ポーを特保飲料のウーロン茶のCMで見たときはかなり懐かしく思い、また白髪に白いものが混じっている様子を寂しくも思いました。 日本では活躍して…
今日、仕事の合間を縫って、劇場に走り、観て来ました。話題の映画でもありますので、混んでいるのかなあと予想しましたが、今週ずっと降り続く雨の影響からか、かなり少なく、のんびりとした環境で見ることになりました。 『トイストーリー』が生まれてから…