良い映画を褒める会since2005

他ブログで映画記事や音楽記事も書いておりました。評価基準は演出20点演技20点脚本20点音楽10点環境10点印象20点の合計100点です。

2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『ひとで』(1928)単なる劇映画とは違う、かつて、あった自由な映画。

ハリウッド映画、邦画の別に関わらず、ストーリー性に優れている映画、つまり劇映画こそが唯一の映画だと思っている人がほとんどである現在、かつて存在した種類の映画運動について何かを書くことも必要なのではないか。 どういうものかを例に取りますと、1…

『五感で楽しむ映画』せっかく映画を楽しむのに「目」と「耳」だけではもったいない。

朝な夕な、まだ肌寒い日々をだらだらと暮らし、さまざまな名作及びカルト映画を何気なく観ていると、ふとした瞬間に画面に集中しつつも、一方で思い巡らせている時があります。それは映画を「観ている」という時は「目」だけでなく「耳」も、そして、もちろ…

『ポリス インサイド・アウト』(2006)約30年ぶりに来日を果たした彼らのドキュメンタリー。

1970年代後半から1980年代前半を駆け抜けたイギリスのロック・バンド、ポリスをはじめて聴いたのは、たしか1979年の『ドゥ・ドゥ・ドゥ・デ・ダ・ダ・ダ』だったと記憶しています。しかもそれは「なんじゃこりゃあ!」としかいいようがない、ま…