良い映画を褒める会since2005

他ブログで映画記事や音楽記事も書いておりました。評価基準は演出20点演技20点脚本20点音楽10点環境10点印象20点の合計100点です。

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『怪異宇都宮釣天井』(1956)作品の存在はかなり前から知っていたものの、なかなか見ることが出来なかった作品。

しかしまあ、オドロオドロしいタイトルです。『怪異宇都宮釣天井』というのは大袈裟すぎる付け方で、”怪異”に当てはまりそうなのは終盤に城普請で暗殺された岬洋二が仇である江川の屋敷に化けて出るところくらいで、他のシーンのほとんどはありがちな時代劇…

『K-PLUSさん』今でもDVD化されていない貴重なビデオを大量に所蔵されているビデオレンタル専門サイトさんが台風被害を受けられています。

1970年代の小学2年生くらいから昭和、平成、令和と五十代近くになるまでずっと長い間、邦画、洋画の区別なく、いつでも楽しめる映画は大好きでした。映画はテレビの洋画劇場、BS放送、CS放送、ビデオレンタル、DVDレンタル、販売用DVD、Blu-ray、YouTubeな…

『真実』(2019)是枝監督が『万引き家族』後に撮ったのはカトリーヌ・ドヌーヴ主演のフランス映画だった。

映画を見終ると、通常はエンドロールが流れる最中に「いま見たのはどんな映画だったのだろう?」という自問自答の時間があります。じつはこの時間が一番楽しいひと時でもあります。 観終った後になぜか急にオフコースが聴きたくなり、ベスト盤のLPレコードを…

『イエスタデイ』(2019)ビートルズが存在しないこの星はなんとも味気ない。皮肉がこもったパラレルワールド映画。

しばらく前に劇場予告編を眺めていて、始まったら見に行きたいなあと思っていたものの、近所の映画館の上映作品をチェックしていても、なかなか予定が記載されない作品がありました。それがこの『イエスタデイ』だったのです。 まだ公開されていないのかなあ…

『インビクタス 負けざる者たち』(2009)日曜日は南アフリカとの激闘が控えるが、マンデラの意志は気高い。

ラグビー・ワールドカップの日本代表が予想を良い意味で裏切る快進撃を続けているため、台風19号で傷ついた人々にも勇気を与えてくれています。ぼくらが出来るのは募金位ですが、やらないよりは良い。テレビやネットでも大盛り上がりになっているワールドカ…

『ジョーカー』(2019)今回のジョーカーはバットマンの永遠のライバルの彼とは別人なのかも。

バットマン・シリーズの人気悪役ジョーカーがどういうバック・グラウンドを背負って誕生したのかを描いた作品で、スター・ウォーズ作品群と同じく、未来や過去に際限無く拡がって行きそうです。 ただ映画を見て感じたのはバットマンの枠組みを遵守してはいる…

『マジック・クリスチャン』(1969)拝金主義を皮肉った作品だが、クセが強すぎるので、見る人を選ぶ風刺コメディ。

週末はラグビー・ワールドカップ日本代表の第三戦が行われたため、すべての用事を夕方までに終えなければいけませんでした。結果はご存知の通り、見事に三連勝を飾りましたが、スコアの差ほどに実力の差はなく、終始緊張を強いられる一戦でした。 今回のラグ…

『複製(クローン)人間ブルース・リー/怒りのスリー・ドラゴン』(1982)大きな心でパロディを楽しむのも映画ファンです!

先日、『燃えよドラゴン』を自宅で見た後に劇場で『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を見ました。タランティーノ作品に実名でブルース・リー役が出ていたこともあり、今回は『燃えよドラゴン』でも書こうかと思っていましたが、ついつい自宅…

『ガールズ&パンツァー 最終章 第二話』(2019)乙女の戦いはあきらめたら終わりなんです!パンツァー・フォー!

『ガールズ&パンツァー最終章』の第一弾がぼくが住んでいる近くの街で劇場公開されたのは昨年の2月くらいだったので、今回の第二話がようやく公開されるまで実に一年半以上も時間が経ってしまいました。 その間、アニメシリーズをコンパクトに纏めた実質上の…