良い映画を褒める会since2005

他ブログで映画記事や音楽記事も書いておりました。評価基準は演出20点演技20点脚本20点音楽10点環境10点印象20点の合計100点です。

2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『女のオブジェ 巴里のダッチワイフ』(1979)フレンチSFハードコア・ポルノっていったい?

最近どうもエロ映画ばかりになってしまい申し訳ございませんが、映画が発展するために大きな動員力を持っていたのは暴力及び性描写の強めの作品であることは間違いない。大っぴらには公開されていないが、ブルー・フィルムの歴史はヨーロッパでもアメリカで…

『SM大陸/マンダラ』(1975)かつてビデオ屋に並んでいたが、手を出せなかった一本(笑)

1980年代、高校生の夏、ぼくらの街にようやくTSUTAYAがやってきました。二泊三日で500円という価格は当時は破格の安さで、学校帰りにしょっちゅうみんなで押し掛けました。 もちろん学生服を着たままでエロビデオ・コーナーには行けるはずもなく、ホラーやち…

『カリギュラ』(1980)製作費46億円!超A級スタッフを使ったハードコア歴史ポルノだなんて…

学生時代の一時、塩野七生のローマ史関連の書籍にハマっていました。もっとも当時、興味があったのは中世の頃を描いた『海の都の物語』『チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる残酷』『マキャベリ語録』などでした。 それらを読んでいると古代ローマのこと…

『野獣死すべし』(1980)監督はルチオ・フルチ。でもこれギャング映画です。

『野獣死すべし』というハードボイルドな邦題から作品のあれこれを思い描いてみるとおそらくは主演にハンフリー・ボガードが出てきそうな感じか、松田優作主演のバイオレンス描写が詰め込まれたアクション映画なのかなあと想像が膨らんできます。 ビデオテー…

『グランド・イリュージョン』(2013)楽しめなかったのはミスディレクションのせいか?

女友達に誘われるままに仕事終わりにGODIVAのアイス・シェイクを飲んだ後に観に行くことになったのが『グランド・イリュージョン』でした。 内容をまったく知らない状態だったので、「イリュージョンって、ゲップせずにコーラを一気飲みしたり、手を使…

『ファラオのはらわた』(1970)海外マニアがこれを探し回るのは何故なのか?

数年前から、ずっとヤフオクや田舎のレンタル屋さんやリサイクルショップで探しまくっていたもののとうとう手に入れられなかった幻の一本『ファラオのはらわた』にやっと辿り着きました。 この作品は日本ではそれほど人気のあるタイトルではありませんが、欧…