良い映画を褒める会since2005

他ブログで映画記事や音楽記事も書いておりました。評価基準は演出20点演技20点脚本20点音楽10点環境10点印象20点の合計100点です。

2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『華氏911』(2004)当時も今も変わらないこと。それはブッシュはアホだということか!

総合評価 62点 今回は公開当時に書いてあったメモから抜粋した記事になります。作品はなぜか今頃になってマイケル・ムーアの『華氏911』です。マイケル・ムーアの作品にはこの作品よりも、かなり前々から注目しておりました。 『あほで間抜けなアメリカ…

『ALWAYS 続 三丁目の夕日』(2007)前作よりも内容に深みがある素晴らしい作品。

総合評価 85点 素晴らしい出来栄えで、その年における映画賞のほとんどの部門を総なめにした『ALWAYS 三丁目の夕日』(2005)の待望?の続編として二年ぶりに登場したのがこの『続 ALWAYS 三丁目の夕日』です。しかしながらひねくれた映画…

『宇宙戦争』(2005)まさか同じオチを21世紀に持ってくるとは!古典落語かい!

素晴らしいファーストシーンとずっこけるエンディング!大量にばら撒かれたCMなどのキャンペーンだけを鵜呑みにして、そのままの勢いで映画館で観たならば、おそらく椅子からずり落ちそうになったであろう作品でしょう。その反応は正解です。 だって、これ…

『猿の惑星』(1968)最高の脚本とラストシーンの演出!いまさら語るのもなんなんで…

おそらく映画ファンを名乗る人々ならば、必ずや観ているであろう古典中の古典ともいえる本作品について、いまさらあれこれ言うのも野暮でありましょうから、作品が問いかけているとされる意味や隠喩のことは敢えて何も触れません。 フランクリン・J・シャフ…

『特攻大作戦』(1967)歴代戦争映画の中でも大好きな作品のひとつ。

そもそも戦争映画と一口に言っても実際にはさまざまで、もっとも一般的なのは「アメリカ万歳!」的な内容を持つ、米国軍事産業や内政に失敗続きの一部ホワイトハウスの政治家が国民の目を現実の敵(つまり自分)ではなく、外国に向けささせるために作られた…

『愛を乞うひと』(1998)大女優、原田美枝子の凄みを味わいましょう。ギターが切ない…。

正直言って、黒澤明監督が『まあだだよ』の公開後、体力的な問題から映画製作をしなくなり、そして亡くなる前後の邦画にはあまり興味が無かった時期がありました。その流れを断ち切ったのがこのシリアスな作品です。 タイトルからオープニングに掛かっている…