良い映画を褒める会since2005

他ブログで映画記事や音楽記事も書いておりました。評価基準は演出20点演技20点脚本20点音楽10点環境10点印象20点の合計100点です。

『怪盗グルーのミニオン大脱走』(2017)誰と行くかも大事ですね。

 先日からずっと猛暑が続き、夏バテ気味になっていたこともあり、本日は地元奈良の興福寺の向かい側、春日大社のすぐ横で昔から営業されている菊水楼の一角にある鰻料理のうな菊さんに鰻を食べに来ています。  ちなみに窓からは奈良ホテルと池が広がり、落ち着いた雰囲気です。皇室御用達だった離れを改築して、昨年から店舗として使われています。  さすがに旬でもありますし、専門店の鰻の味は格別で、ほんのりと甘味を感じますし、クセが全くなく、澄んだ味でした。由緒ある離れを改築した場所ですので、上品な風情があり、普段とは違った落ち着いた雰囲気で鰻を楽しむことにしました。
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 門構えが立派で、建物に入る前に大きな門があり、そこをくぐるとさらにもともと離れだった鰻屋に繋がる門が待ち構えています。門を過ぎると今度は日本庭園が繋がり、石畳をゆっくりと上っていくと“うな菊”の暖簾が掛かっています。  うちの会社で一回生のころからバイトをしてくれている、仲が良い四回生の娘が来年の就職も決まり、なんか美味いものを食べさせろとグイグイ迫ってきたので、猛暑続きのこの頃ならばということで一緒に連れてきています。  僕は何度も来ているので迷わずグイグイ進んでいきましたが、どうも彼女はなかなかついてきません。予約していましたので、仲居さんに名前を告げて、予約席についてから、「どうしたの?」と聞いてみたところ、「こういうところに来たことがないので、立派過ぎて圧倒されました」と可愛いことをモジモジしながら言い出しました。
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 そこで、そもそもここへ連れてきた理由として、後々社会人になってから、こういった会席の機会があった時に気後れすることのないように予防接種として選んだのだと伝えました。  しばらくは緊張していましたが、料理が運ばれてくるとともに徐々にリラックスしてくれました。タレ焼きと白焼きが一緒に出てくる“あいのせ”重が本日のお目当てで、通常の馴染み深いタレで食べる蒲焼きと山葵をつけて食べる白焼きが一度に食べられます。特に白焼きはワサビが良いアクセントになっていて満足感が高まります。   一品料理で“う巻き”があったので、二人で分けられるように切り分けてもらい、ふわふわのオムレツのような触感と黄身の濃い美味しさを味わいました。珍味でもある“肝吸い”も食べたことがないそうでしたので、一緒にこの機会にと思い、食べることにしました。
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 彼女も満足そうでしたので、「来年、働き出したらまた来たら?」と伝えました。今度は美味しい洋食でも食べようねということになり、次回は難波か新世界の洋食屋さんへのデートが決まっています。  菊水を出てからは元興寺界隈のならまちでかき氷をデザートにするか、奈良駅まで歩いて、彼女の好物である大仏プリンにするかのニ択を示しながら、のんびりと奈良公園で鹿と遊んでいました。  奈良駅界隈を歩いているときに映画を観に行くかということになり、『怪盗グルーのミニオン大脱走』を彼女が選びました。  まあ、基本的に女の子と映画を観るときは相手にすべて任せますので選択を間違えても僕のせいではない。アニメ好きなのでこの日は楽しく映画を見ることにしました。誰と行くかも映画を楽しむ要素の一つだと改めて認識した一日でした。 総合評価 60点