良い映画を褒める会since2005

他ブログで映画記事や音楽記事も書いておりました。評価基準は演出20点演技20点脚本20点音楽10点環境10点印象20点の合計100点です。

『夏目友人帳』映画化を望む第二弾。ニャンコ先生の出来次第でヒットするかも?

 ちょっと前に映画化を希望する作品として『進撃の巨人』を挙げましたが、実は映画館で観たいものがもう一本あります。  それは『夏目友人帳』です。漫画原作で現在は16巻まで刊行されています。テレビアニメも人気があり、去年までに第4シーズンを放送していて、ファンは第5シーズンを切望していますが今のところはまだ放送されていません。
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 妖怪モノなのですが、端役に至るまでキャラクターの性格をきちんと描いているので、作者の思い入れの強さと愛情を感じます。  各エピソードに登場する妖(あやかし)には哀しい設定があるものが多く、また別のお話のときに再登場するキャラクターもおり、関係性が発展していく点もファンには嬉しいポイントなのかもしれない。
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 アニメシリーズでは挿入される音楽がばっちりと作品世界にはまっていて、曲を聴いただけで、今回はどんなエピソードになるのだろうかが予測できてくる。まるで、まんが日本昔話みたいです。とても人間味あふれる曲ですので、アニメシリーズも見てほしい。  映画化に際しては主人公の夏目少年とニャンコ先生の出会いは外せません。ファン投票で人気エピソードを三つ程度選んでから、それを上手く繋げていけば百分間位の映画に仕上がるのではないか。
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 初期である露神やダム開発で沈んだ集落の夏祭りのエピソードや魔方陣を張る多軌さんのエピソードを絡めていけば、他の妖怪モノにはない、じーんとくる人間味が溢れる作品になるでしょう。  登場人物を誰が演じるかを想像するのも楽しい。原作では夏目少年は高校生ですので、今ならばキスマイの人気者を当てるのかなあ。霊能者の名取周一役は亀梨くんが演じればしっくりきますし、話題作として売りやすいタイアップも増えるでしょう。
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 ただし『妖怪人間ベム』もやっていたので、彼が妖怪俳優というジャンルにハマり込むと楽しい。ベラ・ルゴシ化すれば、数十年経つ頃には独特のポジションを映画界で得られる。  問題になってくる点は特撮に尽きる。とりわけ準主役であるニャンコ先生や妖怪たちの造形や動きをどうつけていくかでファンの支持はかなり変わってくる。ヨーダのような超人気キャラクターになるか、出てくるだけで拒否されるガンになるかは特撮の出来次第となるでしょう。
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 先生の動きさえきちんと描ければ、ほぼ成功は間違いありません。それかいっそのこと塚地武雅などを使い、通常は人間に化けているという設定にしておいて、ここぞの場面だけ斑(まだら。ニャンコ先生が変化して、巨大化した獣の姿。)に変化するかにすれば良い。  夏目レイコに化ける場合、誰が適任だろうか。年齢は行き過ぎているが、北川景子のような目がキツい感じの女優を当てればいいかもしれない。温かみのある特撮次第では良質の作品に仕上がると期待したい。
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 まあ、それよりも先にシーズン5を早く始めて欲しいというのがファンの本音でしょう。ちなみに一番人気のキャラクターはニャンコ先生のようで、街を歩いていると女子高生や女子大生のかばんにたまにニャンコ先生のグッズがついていることがあり、秘かに嬉しい。  うちの姪っ子もニャンコ先生のファンで、ぼくが隠していた約5000円のニャンコのマグカップを探し出し、軽い感じで「ねえ、これちょうだい!」と笑顔で頼んできました。
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 結構金額が高いのになあと思いつつ、姪っ子に弱い僕は「ええよ~!」と返しました。小さいのにおっちゃんへの頼み方をよく知っています。末恐ろしい。  この娘は家に来るたびに我が家のアニメ関連グッズを物色し、持って帰ることを決めているようです。この前も宮崎アニメのねこバスを持って帰りました。
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 去年もハイチュウのAKBストラップ・キャンペーンが行われているときに「ゆうこちゃん(大島優子)のが欲しい!」と言い出したために当たるまで買い続けた結果、30個以上も買うはめになり、知らない間に選抜メンバー全員分が揃っていました。子供とはいえ、女を喜ばすのは大変です。