良い映画を褒める会since2005

他ブログで映画記事や音楽記事も書いておりました。評価基準は演出20点演技20点脚本20点音楽10点環境10点印象20点の合計100点です。

『なかなか』もう二十年以上探しているが、縁がなく見ていない作品たち。

 WOWOWやスカパー放送を20年以上チェックしていて、かなりディープな作品を探し続けているものの、録画に失敗したり、なかなか見つからない作品群も多くありまして、字幕のない海外DVDにまで手を出すようになってきています。  そうはいっても、できれば日本語字幕版があれば、それに越したことはない。DVDのメリットはビデオに比べて、コストが抑えられて量産しやすいという販売側のメリットと希少な作品を綺麗な映像で楽しめるという消費者側のそれが一致していることです。  しかし、それはそもそもの生産量が少なく、グズグズしているとすぐに廃盤になってしまうデメリットと紙一重なのです。またテレビ放送時やビデオ時代と作品タイトルを変えてしまう作品も少なからず存在し、気づいたときには手遅れになっていることもあります。そんな作品をいくつか紹介します。
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まごころを君に』  DVDにフォーマットが変更された際に『アルジャーノンに花束を』という別題がつけられてしまっていて、とうとう探しきれなかった作品で、ロバート・デ=ニーロとロビン・ウィリアムスが共演した『レナードの朝』に近い。TSUTAYAさんのお取り寄せで探しましたが、結局手に入れられませんでした。さきほどAmazonで購入しました。 『危険な恋人』  アラン・ドロンのライバル(?)だったジャン=ルイ・トランティニャン主演のティント・ブラス監督作品で、前衛的でポップなイメージが散りばめられたお色気サスペンス。動画サイトにフランス語版がアップされていましたが、さすがに理解できませんでした。日本語字幕版ビデオが8000円近くで取り引きされています。
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『デッドライン』  1980年代のサスペンスで、ビデオ時代には日本語字幕版がレンタルに並んでいましたが、DVD化はされていません。ヤフオクに出回ることもほとんどない希少な作品ですが、動画サイトに英語版がアップされていました。 『カランバ』  伝説のハッタリ映画のようなのですが、いまだにソフト化されていないので見てみたい。たぶんクズっぽいのですが、これだけ語られるからには何かしらの魅力があったのかもしれない。 『UTU/復讐』  オーストラリア映画。征服者である白人と原住民との激しい戦いを描く骨太な作品ですが、日本語字幕版ビデオが8000円以上に高騰していて、海外版ビデオでも1万円を超えて取り引きされていることもあり、さすがに手は出せません。買えないわけではないが、人生で一度か二度しか見ない大昔の中古ビデオにそこまで支払っていいのか迷っています。
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 個人的には今どき、さすがにボロボロのVHSビデオ一本に払っても良いわと思えるのは2000円以下です。例えば、ピーター・ジャクソン監督の『ブレイン・デッド』はDVDでコレクションしようとすると10000円以上していますが、VHSビデオはその頃で1500円だったので、迷わずビデオを落札しました。  ピーター・ジャクソンはまだ若く、まだまだ元気で活躍しそうなので、権利問題がクリアになるのは早くとも20年後くらいでしょうし、早く見たかったら、ビデオで手を打ったほうが有意義でしょう。 『シェラデコブレの幽霊』  これこそ伝説のホラー映画で数年前にナイト・スクープでも取り上げられ、三池崇史監督らが念願の鑑賞を果たしていたり、映画祭で特別上映されたりしていますが、未だにソフト化は実現していません。著作権が切れるまであと何年待てば良いのか分かりませんが、なるべく早く見たい一本です。一度か二度か知りませんが、WOWOWでオンエアされたそうなので、ぜひとも有志に全編動画をアップしてほしい。
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バーニング』  ビデオ発売時には多くの衝撃的場面がカットされてしまっているので、ぜひともミラマックスが動いて、完全版をリリースしてほしい。 『イット・ケイム・フロム・アウタースペース』  これもWOWOWでオンエアされたそうなのですが、録画し忘れてしまい、その後に海外版DVDを取り寄せました。安価なDVDをリリースし続けているWHDに頑張ってもらいたい。  今とりあえず思いつくのは上記の作品群ですが、ふとした拍子に「あっ!あれはなんて映画だったっけ?」となれば、また見たい作品リストが増えてくるでしょう。