良い映画を褒める会since2005

他ブログで映画記事や音楽記事も書いておりました。評価基準は演出20点演技20点脚本20点音楽10点環境10点印象20点の合計100点です。

『スター・ウォーズ』いろいろ。

 阪神がまた優勝しました。三十年近いファン歴の中で優勝したのは1985年、2003年、そして今回の合計3回のみです。1985と2003はかなり大騒ぎして数多くの試合をTV等で観戦しました。しかし今回は3試合くらいしか見ていません。ちょっと前に見たばかりなのであまりうれしさも無く、冷静に今年のシーズンを見ていました。つまり早すぎたのです。  何がいいたいかと言いますと、『スター・ウォーズ』の新3部作も早く作りすぎたのではないかということです。確かに1999年のエピソード1はタイトルがスクリーンに映写されただけで、大変感動して、思わず「おおおおおお!」と呻いた自分がいました。しかし今回はとても冷静で一回目に観た時から、客観的に観ている自分がいて、作品にのめりこむ事は皆無でした。  筋がわかっていて、どう暗黒面に落ちるかだけが焦点の作品をわざわざ作る必要があったのかが疑問です。6作品全てを映画館で観ましたし、部屋にはヨーダの30センチくらいの人形もジャバのフィギュアも飾られているほど好きなのです。でも燃えない自分がいます。3回見ましたがとりわけ感慨もありません。  二作目との間が10年くらいあればきっと燃えたのかもしれません。ルーカス監督は律儀にフォックスのために働きすぎたのです。エピソード6と1の間に10年以上あったのだから、せめてあと3年くらいやきもきさせて欲しかった、いわば早産の作品です。  1から3の新三部作について思うのは、前三部作と比べて、明らかに精神性が軽すぎて(子供向け過ぎ)、ヨーダやオビワンがルーク相手に「理力」を伝道したような深さがまるで感じられないのです。戦いシーンばかり、CGばかりが目立つ作る意味のあまり無い商業映画群でした。金の臭いしかしないものになってしまったのは、古くからのファンとしてはとても残念です。  新三部作で印象に残ったのは2での円陣を組んだジェダイ達とドロイドの戦いのシーン、1でのジェイク・ロイドとナタリーの新鮮な魅力くらいでした。ヘイデンはセクシーな俳優ですし、将来が楽しみです。彼のおかげでまあまあ観ることのできるものには仕上がっています。  結局のところ、ご都合主義がひどすぎたのかもしれませんね。 総合評価 60点(3作通して) スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐

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