良い映画を褒める会since2005

他ブログで映画記事や音楽記事も書いておりました。評価基準は演出20点演技20点脚本20点音楽10点環境10点印象20点の合計100点です。

『今年、映画館で観た映画たち』自宅でのんびりとDVDを見るよりも緊張感があって良いですね!

 ここしばらく何年かは自宅でDVDやスカパーなどで見ることが多かった映画でしたが、今年は自分でノルマを設けて、月に最低2回以上は観に行くことにしていました。もうじき師走に入りますし、多忙な時期が始まります。その前に一息ついて、ふと気がつくと今年の目標は何とか達成しそうな状況になってきました。

 ちなみに今年観に行ったのは『レッド・クリフ Ⅱ』『ハンコック』『ベンジャミン・バトン』『チェンジリング』『バーン・アフター・リーディング』『ワルキューレ』『チェ 28歳の革命』『チェ 38歳 別れの手紙』『スラムドッグ・ミリオネア』『イエスマン』『ヱヴァンゲリヲン 劇場版:破』『ハリー・ポッター 謎のプリンス』『チェイサー』『天使と悪魔』『20世紀少年 最終章:ぼくらの旗』『さまよう刃』『カイジ』『沈まぬ太陽』などなど。

 年内にあと5本観れば、平均値として月二回ペースに持ち込めそうになっています。これから年末にかけては『THIS IS IT』『笑う警官』『サイドウェイズ』『イングロリアス・バスターズ』などを観に行きますので、あと一本何か探してみます。『ゼロの焦点』も結構宣伝していますが、ネタを知っているし、だいたいこういう謎解き物というかミステリーは映画にあまり向いているとは思えません。良かったと思えたのは『オリエント急行殺人事件』くらいでしょうか。

 観たいもの5つのうちの第一作目はやはり6月に亡くなったマイケル・ジャクソンの最後のリハーサルを編集した『THIS IS IT』になります。大ファンというほどでもないのですが、中学時代には超大ヒットアルバムの『スリラー』をなけなしの小遣いで買って、何十回と聴き込んでいきましたし、CD化された際にはすぐに買いました。

 印象に残っているナンバーは『スリラー』のナンバーが多く、『ビリー・ジーン』『ビート・イット』『スリラー』『スタート・サムシング』『ヒューマン・ネイチャー』などでそのほかには『スムース・クリミナル』やミック・ジャガーとのデュエット『ステイト・オブ・ショック』やロックウェルに参加した『サムバディ・ウォッチング・ミー』などのシングル盤を購入してよく聴いていました。

 ロンドン公演に備えてのリハーサルとのことでしたが、リハーサルが映画になってしまうのは彼だけでしょう。ビートルズの『レット・イット・ビー』もリハーサル中心でしたが、最後にルーフ・トップ・コンサートがありましたので、完全なリハーサルだけというわけではありません。本番でもないリハーサルでも映画として成立させてしまうのは色んな意味で凄いことです。

 『笑う警官』は実はもっとも期待している作品のひとつなのですが、どこまでシリアスに、どこまで攻撃的な表現と映画的な演出が出来るのかに興味がありますので、映画館で確かめたい。来週以降の公開ですね。

 『サイドウェイズ』は地味だが邦画を支えている俳優たちを使って、外国でロード・ムービーを撮るという企画としては結構冒険的というか野心的な作品で、どのような仕上がりになっているのか楽しみです。これは先月末から始まっているので早めにチェックしたい。早期に行かないと地味なのでいつのまにかやっていなかったりするかもしれませんので、急ぎたい。

 タランティーノ監督、ブラッド・ピット主演という『イングロリアス・バスターズ』も期待の一本です。コーエン兄弟の『バーン・アフター・リーディング』で呆気なく作品の中盤ではすでに死んでいたブラピが最後まで生き残るのか、やっぱり死んでしまうのか、また今回は前回のアホぶりとは違う役なのか、やっぱりアホなのかにも興味があります。そして何気に観たいなあと漠然と考えているのが『ファイティング・シェフ』です。

 こうしてタイトルを挙げていくと結構楽しみな作品が多く、時間調整に苦労しますが、なんとかやりくりして観たいなあと思っています。自宅で見るのも良いのですが、一発勝負の劇場の独特の緊張感は格別ですので、その感覚を味わいに、また劇場に足を運びたい。