良い映画を褒める会since2005

他ブログで映画記事や音楽記事も書いておりました。評価基準は演出20点演技20点脚本20点音楽10点環境10点印象20点の合計100点です。

『ロビン・ウィリアムズの思い出』1990年代、観に行った多くの映画で彼はニコニコしてました。

 先日、知り合いが経営しているお店でランチをしているとFMラジオから一本のニュースが流れてきました。何気なく聴いていると、アメリカの演技派俳優&コメディアンだったロビン・ウィリアムズの訃報を知らせるものでした。  まだ60代前半だったはずなので、自動車か航空機事故か何かなのかなあと思い巡らせていると続けてラジオは彼が首吊り自殺を遂げたらしいことを伝えてきました。
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 生きる意味だとか、人間の暖かみを演じてきたことの多かった彼がまさか自ら命を絶ったと聞き、かなり驚いています。  彼の熱烈なファンだったという訳ではありませんが、1980年代後半から2000年代にかけて、さまざまな映画を劇場まで観に行きました。
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 そのうちの何本かで主演を演じていた彼からはカッコ良さは感じませんし、ハリウッドのスター俳優たちが持つ華やかさはない。しかしながら彼にはスターからは感じない、苦労してきたであろう一人の人間としての暖かみや人柄の良さが画面から伝わってきて、リラックスしながら見ていられる数少ない俳優でした。  思い出していくと『グッドウィル・ハンティング』『グッド・モーニング、ベトナム』『フック』『奇蹟の輝き』『ガープの世界』『レナードの朝』『パッチ・アダムス』『ジュマンジ』、そしてストーカーを演じて、彼に対する固定的なイメージが大きく変わったその名もずばりの『ストーカー』など当時の彼女や学生時代の友人たちと観に行った多くの作品を思い出しています。
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 もともとアルコール依存症だった彼が最近は重い鬱病を患っていたと知ったのは自殺のニュースでの詳細な説明があったからでした。  何が彼を自殺まで追い込んでしまったのかはうかがい知ることは出来ませんが、まだ60代前半だった彼の円熟味が増していくであろう新作映画が公開されなくなったことは残念です。味のある俳優さんがまたひとり逝ってしまいました。
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