良い映画を褒める会since2005

他ブログで映画記事や音楽記事も書いておりました。評価基準は演出20点演技20点脚本20点音楽10点環境10点印象20点の合計100点です。

『続編、さらに続編』映画業界に未来はあるのだろうか?観に行くけど(笑)

 今年も半年が過ぎ、気がついてみるとまだ一回も映画館まで観に行っていません。なかなかこういうこともなくなっていた近年ですが、CMなどで気になっていた映画があっても、モチベーションが低いためか、すぐに忘れてしまいます。  そうしたなか、『アナと雪の女王』のパイロット版を『シンデレラ』の前座に使い、マーケティングに活かしたり、後半になると『ジュラシック・パーク』の続編や『スターウォーズ』の続編が“大作”として注目を浴びています。
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 これでいいのだろうか。“アナ雪”はともかく、たしかにかつて世界的に大ヒットした作品で、スターウォーズのシリーズに至っては親子三代のファンも現われるであろうサーガ(まるで大阪のじいちゃんの代から阪神ファンだと胸を張る人々を思い出す。)ですし、ジュラシック・パーク世代も人の親になっているほどの時間経過があります。  SF映画ならではのお楽しみではありますが、ハリソン・フォードキャリー・フィッシャーがまた出てくるのは嬉しいようであり、見たくもないような気もあり、複雑ではあります。小説ではハンとレイアは結婚し、三人の子供を育てますが、たしか一番下の末っ子“アナキン”が暗黒面に落ち込んでしまい、それをルークおじさんが救出に向かうという筋書きだったような覚えがあります。彼の家系の男の子は青春期にグレるのでしょうか。
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 敵方も大物はすでになく、スローン大提督くらいだったので、まるでそれは曹操孫権劉備諸葛孔明などが亡くなった後も続いていく後半の三国志の無味乾燥ぶりを思い出させます。今回の映画がどのようなストーリーを作り上げていくのかは分かりかねますが、良い意味で期待を裏切ってくれれば、マニアとしても嬉しい。  ジュラシック・パークの続編も映像技術以外の筋書きは想定内に収まるでしょうから、3D料金を取るためだけにCGに走るのでしょうね。ただ思うのはかつては最高峰だったスターウォーズ・シリーズやジュラシック・パークよりも、ハリポタや指環シリーズの方が物語や見せ方が壮大になってしまっているので、映画ファンはそれほどの驚きを与えられないのではないか。
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 そういっているうちに発表された断片にはイルカと思われる哺乳類を恐竜が餌として捕食するショーの場面が用いられていますが、これって動物愛護協会は何も言わないんでしょうか。世界中の人が見るであろうハリウッド作品には何も言わないのかね。子供も見るんだから、猛抗議しそうな描写だと思うが、しょせんは相手を選んで批判しているのでしょうか。  そんなことはともかく、そもそも両作品ともマニアの期待値が高すぎるので、納得させられるかどうかは疑わしい。もっとも興行収入は圧倒的でしょうから、だれも気にしないのでしょう。まあ、なんやかんや言っても、ぼくは観に行ってしまうでしょう。