『日常会話のなかで』映画好きのおっちゃんは普段は理屈っぽく映画を若い娘にススメないｗ

　最近、若い娘たちと話をしていて映画の話になると決まって聞かれるのが「どの映画がオススメですか?」「どれが面白いですか？」のふたつです。　さすがにこっちも良いおっちゃんなので「うるせえ。自分で考えろ!!」なんてことは言いませんし、こだわりをごり押しすることも皆無です。

　あんまり理屈っぽく、ぐちゃぐちゃ言ってると会社で嫌われるので基本的にはただニコニコして、「まずは各ジャンルに分けて10本ずつとかになっちゃうよ～。」などと逃げを打ちます。　それでも食らいついてくる娘には好みを聞き出し、最近観たのは何だったのかを聞き、徐々に掘り下げていきます。ホラーひとつを取ってもスプラッター系、オカルト、殺人鬼などの狂人物、動物物などたくさんあります。

　スプラッター系は好きじゃないけど恐いヤツが見たい、動物物も見てみたいというので『ザ・チャイルド』『ウイラード』『チェンジリング』の三本を薦めておきました。　特撮が好きだという娘でも円谷一門や石ノ森一門もあり、ロボット系などもあります。このあいだ仮面ライダーが好きな娘でなんとハヌマーンも知っているマニアがいたので聞いてみるとウルトラマンとハヌマーンが出てくるのを昔にビデオで見たというマニアックな娘がいます。

　ぼくが「仮面ライダーたちとハヌマーンが一緒に戦うのは見た?」と聞いてみると「そんなのあるんですか!?」と食いついてきました。　ぼくはメイド・イン・タイ、つまり悪名高いチャイヨーが製作した『ハヌマーンと5人のライダー』のことを説明し、これのソフトを所有していることを伝えると「見たいから明日持ってきて欲しい！」とせがまれました。

　なんか数十年前の問題作品を見たがるのは不思議ではあります。たいして面白い作品ではないので、グダグダだから見たら脱力して寝るよと伝えております。　明日は『ザ・チャイルド』と『ハヌマーンと5人のライダー』を会社に持っていかねばなりません。ついでに別の娘に頼まれていた『マッドマックス』『マッドマックス2』のブルーレイも持っていきます。

　さて彼女たちはオジサンのコレクションを返してくれるのだろうか。「『ピクセル』も楽しそうですね！」と話していましたが、バカ映画だろうからお金を払うのは勇気が要るねと言い返しておきました。　思っている以上に最近の若い娘たちはアクション系や特撮モノに詳しい。会話をしていても、「この前、家でキリストがずっと叩かれるヤツを見ました。」と言っていたのでそれは『パッション』で監督は『マッドマックス』のオジサンだよと説明すると驚いていました。　しばらくは彼女たちにあれこれソフトを貸し出す日々が続きそうです。「ちゃんと返せよ、ネエちゃん!」て感じです。