2005-12-16から1日間の記事一覧
ドイツの新鋭トム・ティクヴァ監督が、3パターン・エンディングを80分の中で見せるという荒業をやってしまった作品です。まるでシュミレーション・ゲームをやっていて、だめならすぐにリセットしなおせばよいという、何だか少しひっかかる部分の多い作品…
ヒッチコック監督により1934年に製作された『暗殺者の家』の、彼自身によるリメイク作品。この作品は映画愛好者の間では人気の高い作品です。しかし個人的にはあまり好みではありません。その理由はストーリー構成、俳優(特に悪役)、演出、音楽などが…
サイレント映画時代の溝口健二監督の傑作のひとつであり、オープニングの大雨の中で駅に佇む二人(山田五十鈴さんと夏川大二郎さん)の男女のフラッシュバック・シーンのみで、彼らの生き様を過去と現在、そしてその後の未来についてサイレントなので当然で…
黒澤明監督の撮った現代劇の中で、もっとも素敵な作品です。オープニングでの、シューベルトによる『楽興の時』は暗い気分をうきうきさせてくれます。同じシューベルトの作品である、クライマックス・シーンでの『未完成交響曲』ばかりがクローズ・アップさ…
ジョン・マクティアナン監督の作品を見るのは『プレデター』以来でした。それも、そうとは知らずに何気なく見ていて、どうもジャングル映像のテイストが、『プレデター』に似ていると思い、調べてみて初めて気づいた程度のものでした。何一つ情報を持たずに…