良い映画を褒める会since2005

他ブログで映画記事や音楽記事も書いておりました。評価基準は演出20点演技20点脚本20点音楽10点環境10点印象20点の合計100点です。

2006-01-06から1日間の記事一覧

『七人の侍』(1952) 歴代日本映画最高の活劇作品にして、黒澤時代劇の最高峰。ネタバレあり。

黒澤明監督の1952年に公開された代表作です。制作費は通常の6倍(当時、時代劇一本の制作費の平均は二千万円強)、そして製作そのものに一年近くかかるという、当時としては異例尽くめの作品でした。全てを語りつくすことはとうてい不可能な映画であり…

『太陽の季節』(1956) 大スター石原裕次郎、銀幕デビュー作品だが実は脇役。ネタバレあり。

古川卓巳監督、1956年製作の作品。というよりも石原慎太郎原作・脚本、そして実弟である石原裕次郎の銀幕デビュー作品です。見る前は、完全に裕次郎の主演作品だとばかり思っていました。ところが、タイトルの後に出てきたのは、長門裕之・南田洋子夫妻…

『めまい』(1958) 特撮好きのヒッチ先生が送る、実験的な要素も多いサスペンス作品。ネタバレあり。

ヒッチコック監督の1958年製作作品であり、特撮で有名な作品でもあります。ヒッチをあまり知らない人でも『鳥』・『サイコ』と共に、名前だけならば聞いたことがあるだろうと思います。個人的には、主人公の心理面の混乱を、いろいろな映像で示していた…