良い映画を褒める会since2005

他ブログで映画記事や音楽記事も書いておりました。評価基準は演出20点演技20点脚本20点音楽10点環境10点印象20点の合計100点です。

映画(ナ行)

『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』(1968)ゾンビ映画の金字塔であり、アイデアに溢れた傑作。

ゾンビ映画といえば、この人しかいないとも言える人物がジョージ・A・ロメロ監督であり、彼がまだ制作費を十分に得られず、四苦八苦していた当時に製作されたのが、この『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』です。製作されたのは1968年ということも…

『2010』(1984) My God! Its’ Full Of Stars!x10回くらい。

1984年に公開された、この作品は、言わずと知れた『2001年 宇宙の旅』(1968)から16年もの歳月を経て、製作された続編作品です。原作者はアーサー・E・クラークではありますが、その他のスタッフは当然変わり、監督も、前作では「巨匠」、ス…

『2001年 宇宙の旅』(1968)SF映画を見る時のモノサシ(モノリスではない)になっています。

映画監督としての人材が育たない大英帝国で生まれた名監督といえば、チャーリー・チャップリンやアルフレッド・ヒッチコックがいます。この作品を撮ったキューブリックは実際にはブルックリン生まれなのですが、彼の感覚はどう見てもアメリカ的ではなく、イ…

『野良犬』(1949) いわゆる刑事物の先駆けとなった、黒澤明監督の現代劇の傑作。ネタバレあり。

オープニングの、狂犬病のような荒々しい息を吐く「犬」のアップ映像が、強烈なインパクトを持っていて、すぐさま映画世界に引き込まれていきます。映画では観客を集中させるために、出だしの5分間が最も肝心なので、このオープニングの映像は秀逸でした。 …