良い映画を褒める会since2005

他ブログで映画記事や音楽記事も書いておりました。評価基準は演出20点演技20点脚本20点音楽10点環境10点印象20点の合計100点です。

2005-12-09から1日間の記事一覧

『裏窓』(1954)犯罪である覗きも、ハリウッド・スターがやると変態行為にすら見えない。ネタバレあり

ヒッチコック監督がついに最高の女優を手に入れました。彼女の名前は後のモナコ公国王妃となるグレース・ケリー。歴代ハリウッド女優の中でも、最大級のアイコンを使って撮った作品である。ヒッチ先生が最も好むブロンド美人で、理知的かつエレガントであり…

『海外特派員』(1940)ナチスドイツの宣伝相ゲッペルスがたいそう気に入っていた作品。ネタバレあり。

1940年製作の正統派ヒッチ作品。あまりヒッチ先生らしくない(レベルは凄く高いのですが)『レベッカ』の次に製作された今作品には、ヒッチ先生のアイデアが溢れかえっています。『レベッカ』で抑え付けられていた才能が一気に噴出してきた観があります…

『北北西に進路を取れ』(1958) 何度も見たくなるヒッチ・ワールドの集大成となる作品。ネタバレあり

1958年製作の『北北西に進路を取れ』は、映画学校の教科書にも出てくるほどの名作であり、この作品はヒッチ映画の完成形です。時間を忘れて、見入ってしまいます。見た後でも、目と記憶に焼きついている色々なシーンが数多く、展開もヒッチ作品を何本も見た…

『ペギー・スーの結婚』(1986) コッポラ監督が撮っていた、結構良いコメディー映画。ネタバレあり。

フランシス・フォード・コッポラ監督というと『ゴッド・ファーザー』シリーズや『地獄の黙示録』などの大作のイメージが強すぎるためか、案外とっつきにくく思っている方もいるかもしれません。そしてそのために一本も見ていない方もいるかもしれません。 実…