良い映画を褒める会since2005

他ブログで映画記事や音楽記事も書いておりました。評価基準は演出20点演技20点脚本20点音楽10点環境10点印象20点の合計100点です。

『ヴェルナー・ヘルツォーク特集』シネヌーヴォにて開催。大画面でフィツカラルドを観よう!

 来月11月7日から大阪九条シネ・ヌーヴォにて大好きな監督の一人であるヴェルナー・ヘルツォーク監督作品の集中上映特集が開催されます。  どんどん減る一方の名画座の経営はかなり苦しい台所事情だと思われますので、少しでも貢献できるように観に行ったり、記事に書いたりして地元にある貴重な映画館の存在を若い映画ファンに知ってもらいたいと思っています。
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 ポスター・デザインは今年夏の渋谷での集中上映と同じものです。今月は惜しくも上映日とお休みが合わなくて見逃した歴史的価値が高い1889年の『紅葉狩』や松本俊夫監督の『銀輪』などの短編を集めた特集を横目に見つつ、来月の九条シネ・ヌーヴォのHPに案内が出ていたので、何が上映されるのかチェックしていきました。  するとヘルツォーク特集の開催時期は分かったのですが、リンクがまだ完成していないようで具体的な上映時間とか作品名がはっきりと分かりませんでした。
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 何度も通った場所なので、お昼過ぎならスタッフの方も手が空いているかなあと思い、上映作品群を確認するために先日電話をしました。人手が少ない中、すぐに対応してくださったスタッフの方に感謝しております。  今回上映されるのは全部で八作品で、『小人の饗宴』(1970)、『アギーレ 神の怒り』(1972)、『カスパー・ハウザーの謎』(1974)、『シュトロチェクの不思議な旅』(1977)、『ノスフェラトゥ』(1978)、『ボイチェク』(1979)、『フィツカラルド』(1982)、そして『コブラ・ヴェルデ』(1988)の八作品です。こうやって見るとかなり濃厚な作品が多く、胃が弱い人は詰め込み過ぎると吐き出しそうです。
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 個人的にはデビュー作『生の証明』(1967)、『蜃気楼』(1968)なども観たい気がしますが、これだけのラインナップを揃えてくれるだけでもかなり嬉しい。これら初期作品に関してはDVDなどのソフトは出ていないようです。  楽しみにしているのは11月10日と13日などに上映される『シュトロチェクの不思議な旅』(1977)と『ボイチェク』(1979)の二つの作品、そして11月8日と11月11~12日などに上映される『フィツカラルド』(1982)です。
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 前二作品はどちらかというと地味な作品であり、なかなか目にする機会がないので観ておきたい。また何といっても大画面であのアマゾンの狂気を切り取った『フィツカラルド』での人力で蒸気船を丘に上げるシーンを見たい。このへん怪獣映画みたいです。  全八作品中、DVDやビデオで所有していないのは『シュトロチェクの不思議な旅』(1977)と『ボイチェク』(1979)の二つです。せっかくのチャンスなので九条まで足を運びたい。
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 友人から聞いたロッタ・グループというスリランカ料理屋さんもかなり美味しいとのことですのでそこも探したい。まあ、上映時間が夕方以降なので体力が続かなそうだったら、そのまま直行で家に帰ります。  行くぞ九条!待ってろキンスキー!