良い映画を褒める会since2005

他ブログで映画記事や音楽記事も書いておりました。評価基準は演出20点演技20点脚本20点音楽10点環境10点印象20点の合計100点です。

2011-01-01から1年間の記事一覧

『未来少年コナン』(1979)超自然児コナンの冒険譚!魅力的なキャラクターが躍動!

現在の視聴者のようにアニメ作品の裏方である製作者たちや声優たちの名前を意識することなく、ぼくには子供の頃に純粋にひとつのテレビ・アニメとして毎週楽しく見ていた番組が三つありました。 タイトルは『ルパン三世』『アルプスの少女ハイジ』、そして『…

『ファンドとリス』(1967)ホドロフスキー第1作目。尋常ではない映像センスと作風は只者ではない!

もしかすると『サンタ・サングレ』以来、二十数年振りの新作を発表するかもしれない寡作の映画監督、アレハンドロ・ホドロフスキー監督にとっての初めての商業作品となるのがこの『ファンドとリス』です。 つい最近発売されたホドロフスキーのボックス・セッ…

『極底探検船 ポーラーボーラ』(1976)日米合作の特撮映画。円谷プロも協力しているが…。

邦題は『極底探検船 ポーラーボーラ』といういかにも特撮っぽいタイトルが付けられています。オリジナルは『THE LAST DINOSOURS』なので、最後の恐竜となります。いっそのこと、そのまま最後の恐竜でも良かったとも思います。 たしか1977年には大型漁船か何…

『チャイナ・シンドローム』(1979)まさか自国でこのような事態になるとは…。

まずは今回の地震で大きな被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。ぼくらの住む関西でも多くの人が我がこととして今回の地震を受け止めていて、自分が出来ることをやっていこうという雰囲気になっています。長期的にサポートすることが必要になる…

『英国王のスピーチ』(2011)地味ではありますが、良い映画でした。コリン・ファースが素晴らしい。

地震から10日以上が過ぎ、被災地の様子も随時中継されてきています。過酷な現状が連日の報道映像で相次ぎ明らかになっていくにつれて、見ているだけでも重苦しくなり、気分が滅入っていましたが、今日は休みが取れたので気持ちを切り替え、ようやく観に行き…

『ジョーズ』(1975)誰もが知ってるあのテーマ。音楽とジョーズ目線の映像が秀逸!

みなさんはスティーヴン・スピルバーグ監督作品中で、一番好きで思い出に残っているのはどの映画だろうか。一番良く出来ている映画ではなく、一番売れた映画でもない。もっとも楽しく、しかも何度も繰り返し見た映画です。 楽しくという括りをつけるだけで『…

『ヒーロー』(1986)ワールドカップ・メキシコ大会公式フィルム。マラドーナ伝説の2ゴール!

今回はFIFAワールドカップ公式記録映画『ヒーロー』についての記事になります。毎回、彼らはサッカーの普及のために大会全体をとらえた記録映画を製作していまして、サッカーが好きなぼくはそれらの映像を1970年のメキシコ大会の分から1990年のイタリア大会…

『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued 10年後…』(2011)

正式タイトルは『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued 10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?』という作品です。非常に長い題名のため、タイトル欄に最後まで入れることが出来ませんでした。 今年のお正月モードも醒めつつあった9日の夜、NHKで…

『涼宮ハルヒの消失』(2009)ついに劇場版までが登場した。しかしハルヒは脇役のようでした。

ついに去年はハルヒの劇場版までが公開されました。製作年度は2009年で、公開は2010年となります。最初にアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』を見てから、すでに数年が過ぎていました。 ただ、テレビ放送をリアルタイムで見ていたわけではなく、レイヤーさんが街を歩…

『天地創造』(1966)ダイジェスト的に語られる旧約聖書の世界観。スペクタクルなシーンも多い。

欧米はもちろん、南米を含めた外国映画を観ていると、何気ない部分にもキリスト教文化が深く浸透していることに気づくことが多い。十字架、教会、12使徒の名前、慣用句、お祈りなどなど様々なシーンでキリスト教的な習慣が息づいているのが分かります。 この…