良い映画を褒める会since2005

他ブログで映画記事や音楽記事も書いておりました。評価基準は演出20点演技20点脚本20点音楽10点環境10点印象20点の合計100点です。

映画(タ行)

『TSUTAYAお取り寄せ』お店にないときはオンライン検索でお取り寄せしよう!

先日、TSUTAYAさんの発掘良品コーナーについての記事を書きましたが、今回は第二弾でTSUTAYAさんのお取り寄せのことを書いていきます。 大昔のビデオ時代からつい数年前まで、映画マニアは最寄りのお店に見たい作品がなかった場合、仕事先や出掛けた町、さら…

『TSUTAYAにお願いをしよう!』毎月期待している発掘良品コーナーについて。

映画を見たいとき、まず第一の選択肢となるべきなのは最寄りの映画館まで観に行くことでしょう。お金がないときや出掛けたくないのなら、ローカル放送の映画番組や地上波放送があります。 ただし上記の形態は選択肢がかなり狭く、映画館まで行っても、興味が…

『トリフィドの日』(1962)見なけりゃ損するSF映画の傑作。子供が見たらトラウマになるかも…

『トリフィドの日』は1962年に公開されたSF映画の傑作です。お話と映像の雰囲気は『ゾンビ』『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』『ブラインドネス』『マンモス・フラワー』『宇宙戦争』『ゴジラ対ビオランテ』の良いところをミックスしたような感じです。 …

『透明人間』(1954)と~めいにんげん あらわる!あらわる!透明なのになぜわかる?

数日前、帰宅後の夜9時に何となくCSを見ていると、日本映画専門チャンネルでちょうど始まったのが1954年公開の『透明人間』でした。 監督は『ゴジラの逆襲』を撮った小田基義です。このあとはあまり有名な作品はないようですが、定かではありません。東宝も…

『DOCUMENTARY OF AKB48 少女たちは涙の後に何を見る?』(2013)

AKB48主演映画の三作目で年明け恒例になりつつある『DOCUMENTARY OF AKB48 少女たちは涙の後に何を見る?』を本日、難波の東宝シネマズで観てきました。正式名称は『DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?』で、ドキュメ…

『デルス・ウザーラ』(1975)さまざまなトラブルを乗り越えて放った起死回生の一撃。

この作品『デルス・ウザーラ』はかつてはビデオ化されていて、つい10年前までは普通にレンタルビデオ屋さんで借りることが出来ました。しかしながら、レンタルビデオ屋さんの在庫がVHSビデオからDVDに切り替わっていく過程で『デルス・ウザーラ』は店頭から…

『トラックジャック/激突ハイウェイ大攻防戦』(1973)マッドマックスの元ネタ?仕掛けが似すぎ!

『トラックジャック/激突ハイウェイ大攻防戦』を見たのと『マッドマックス2』を見たのとどっちが先だったろうか。たぶん、この作品を見たのは小学生の頃で、『マッドマックス2』を見たのは中2か中3だったと記憶しています。柴田恭平がマックスの声、ジョニ…

『デスレース2000』(1975)ロッキーでスターになる前のスタローンが出演したチキチキマシン!

『デスレース2000』はB級映画の帝王、ロジャー・コーマン製作による、いつもの通りの低予算映画であり、近未来(20年後とかなので、SF未来都市とか作らなくていいので、すぐ出来て安上がりだから!)SF物のバイオレンス・レース映画です。 70年代後半まで、…

『トップをねらえ!』(1989)庵野秀明の初期傑作!ヱヴァに通じるアイデアが満載!

庵野秀明が1980年代後半に手掛けた初期の傑作アニメがこの『トップをねらえ!』であり、このシリーズには後の代表作『新世紀ヱヴァンゲリヲン』の原型と思える数多くの設定やイメージを見ることが出来る。 軍艦内の標識の数々や書式にはヱヴァのファンならば…

『テルマエ・ロマエ』(2012)平たい顔族のお風呂文化はローマを凌駕する?

映画館で見た予告編が面白かったために公開前から興味があったこの作品。なんとか時間を遣り繰りして、ようやく本日になって観ることが出来ました。 ここ数年は貧乏暇なしの傾向が続き、なかなか観に行く機会も減ってきていたので、数ヵ月ぶりの映画館での鑑…

『DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on~』(2012)長え~!

今日は久しぶりにJRに乗って、奈良の隣の橿原市まで映画を観に行くことになり、朝8時から出かけました。乗ってみて驚いたのは電車の扉が発車時間近くまで待っていても、まったく開かないことでした。 いつの間にか、乗降システムが変わり、扉近くの開閉ボタ…

『大閲兵』(1986)チェン・カイコーとチャン・イーモウが組んだ、才気溢れる素晴らしき青春映画。

この作品をはじめて知ったのは今から24年以上前の学生の頃で、別にどれを見たいという目的が特になかったものの、とりあえずの暇つぶしに向かったレンタルビデオ屋さんで目に入ったときでした。 とりわけ目立つコーナーに置いてあったわけではなく、お店の奥…

『散り行く花』(1919)完全主義者として映画史に君臨するグリフィスのメロドラマの傑作。

映画を観に行くときの基準にはさまざまな理由があるでしょうが、主演俳優や主演女優が誰なのか、お気に入りのスターが出演しているのかで決める人も多いでしょう。そのほかでは監督で決めたり、宣伝で決めたりすることもあるでしょう。 ある種のジャンル映画…

『ターミネーター』(1985)ジェームズ・キャメロンとシュワルツェネッガーの出世作。何度も見ました。

1985年。自分の周りを見回すと、ほとんどの友達があまりお金を持っていなかった高校時代、仲間内で話題になっていて、観たいなあと思っていたのがこの映画でした。 アメリカ公開は前年の1984年だったため、多くのサイトでは1984年を公開年として記載していま…

『ターミネーター2』(1991)なんといっても“HASTA LA VISTA,BABY!”でしょう!

この映画を公開初日に劇場で観たあとに、友人とまず最初に話題になったのが、印象的だったシュワルツェネッガーの台詞の“HASTA LA VISTA,BABY!”でした。 とりあえず英語でないのはすぐに分かりましたが、何語でどんな意味なのかがなかなか掴めずに、最終的…

『チャイナ・シンドローム』(1979)まさか自国でこのような事態になるとは…。

まずは今回の地震で大きな被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。ぼくらの住む関西でも多くの人が我がこととして今回の地震を受け止めていて、自分が出来ることをやっていこうという雰囲気になっています。長期的にサポートすることが必要になる…

『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued 10年後…』(2011)

正式タイトルは『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued 10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?』という作品です。非常に長い題名のため、タイトル欄に最後まで入れることが出来ませんでした。 今年のお正月モードも醒めつつあった9日の夜、NHKで…

『天地創造』(1966)ダイジェスト的に語られる旧約聖書の世界観。スペクタクルなシーンも多い。

欧米はもちろん、南米を含めた外国映画を観ていると、何気ない部分にもキリスト教文化が深く浸透していることに気づくことが多い。十字架、教会、12使徒の名前、慣用句、お祈りなどなど様々なシーンでキリスト教的な習慣が息づいているのが分かります。 この…

『大魔神逆襲』(1966)誰もそうは思っていなかったが…、まさかの最終話になってしまった…。

第一作目となる『大魔神』を記事にしたのが今から5年前で、スカパーで久しぶりに続編である『大魔神怒る』を見てから前回の記事を書いた後、どうしても最後の三作目が見たくなり、昨日の深夜2時ごろにこのシリーズ・フィナーレの『大魔神逆襲』を見てしまい…

『大魔神怒る』(1966)一年間で三回劇場に登場した伝説の巨人の二作目。

『大魔神』のインパクトは強烈で、たった三本しか映画が製作されず、そのうちの3本目である『大魔神逆襲』に関してはほとんど記憶に残っていませんが、子どもたちはみんな大魔神を知っていましたし、喜怒哀楽のどれでもない顔からの怒り顔への変化は一度は物…

『ドキュメンタリー頭脳警察』(2009)全3部作品からなり、収録時間は5時間半弱。PANTA健在!

なんとまあ、全部合わせると3部作で、収録時間が3本合計で5時間半弱の超大作となってしまったのが2006年から2008年の頭脳警察再結成までのPANTAとTOSHIを追い続けたドキュメンタリー映画『頭脳警察』である。こういったビッグ・ネームのドキュメンタリー映…

『トイストーリー3』(2010)シリーズ完結編にして、最高傑作。ピクサー作品中でも最高かも…。

今日、仕事の合間を縫って、劇場に走り、観て来ました。話題の映画でもありますので、混んでいるのかなあと予想しましたが、今週ずっと降り続く雨の影響からか、かなり少なく、のんびりとした環境で見ることになりました。 『トイストーリー』が生まれてから…

『ティンカー・ベル』(2008)ちっちゃい女の子なら、多分みんな好きなんじゃないでしょうか。

TINKERの意味はたしか“職人”や“いたずらっ子”であったと思います。ピーター・パンでお馴染みのティンカー・ベルは職人技を持つ妖精ではありますが、もの作りの妖精と呼ばれ、妖精世界であるネヴァー・ランドのピクシー・ホロウでは、華やかさとは程遠い下層…

『トイストーリー』(1995)公開当時、CGとキャラクター戦略には違和感がありましたが…。

最初にCGアニメを劇場の予告編で観たとき(この映画のではありません!)、体温というか、人肌の温かみを感じることが出来ずにとても失望し、それ以降はCGそのものにあまり興味がなくなりました。そうはいっても、1982年公開の『トロン』は中学生のときに観…

『大統領の陰謀』(1976)スリリングな一本。結末は誰でも知っているが、語り方でこれほど変わる!

ゴールデン・ウィークのこの3日間で、ウォーター・ゲート事件及びニクソン大統領絡みの映画を三本立て続けに見ました。一本は数年前に公開された『フロスト×ニクソン』、もう一本はオリバー・ストーン監督の『ニクソン』、そして最後が『大統領の陰謀』でし…

『タイタンの戦い』(2010)特撮は劇場に限りますが…。DVDだと伝わらない。劇場でも伝わらない?

つい先日、隣町まで見に行った『アリス・イン・ワンダーランド』に続き、むしょうに映画が観たくなり、夜7時からの回のチケットを早めに購入し、先に食事を済ませることにして、レストランに向かいました。 サラダ・バイキングのあるハンバーグ専門店でした…

『第9地区』(2009)猫缶に海老まっしぐら!しばらく何を観たのか整理するのに時間が掛かりました…

会社が終わってから、雨が降りしきる中、ダッシュで電車に乗り、隣の市の映画館まで観に行ったのがピーター・ジャクソンがプロデューサーを務めた『第9地区』だった。特殊効果も一連のピーター・ジャクソン監督作品で有名になったWETAが入っているので、だい…

『抵抗 死刑囚の手記より』(1956)死と背中合わせの圧迫感と緊迫感。

ロベール・ブレッソン監督作品、つまり“シネマトグラフ”を映画館のスクリーンで観るのは今回が初めてということもあり、普段なら億劫でなかなか行こうとは思わない道のりが、今日はウキウキしながら、奈良から梅田までの一時間余りの移動時間を過ごしました…

『タブウ』(1931)完成後に事故で亡くなった、ムルナウ監督の遺作。美しく、躍動感溢れる悲劇。

映画にはさまざまなジャンルがあります。その中でも、ドキュメンタリー映画というジャンルが確立されたのはいつだろうか。ドキュメンタリー映画作家のロバート・フラハティと組んで、意欲的かつ斬新な、セミ・ドキュメンタリー・タッチの劇映画として製作し…

『THIS IS IT』(2009)“キング・オブ・ポップ”マイケルのラスト・ステージが観たかった。

マイケル・ジャクソンの名前をはじめて意識したのは中学一年生のときで、マイケルの大ヒット作となったアルバム『スリラー』からちょうどポール・マッカートニーとの初デュエット『ガール・イズ・マイン』がシングル・カットされたときだった。レコード屋さ…